表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/59

花言葉ものがたりより「雪柳」

 最終電車を下りて、月明かりに浮かぶ駅前公園をそぞろ歩きながら家へと向かった。


 すり鉢状になっている公園の階段を降りた先で、何やら子どもたちが数人、頭を突き合わせて、言い合いをしている。


 夜中の十二時少し前。


「どうする?」「どうしようもないじゃない!」「ほっとくわけにはいかないよ」


 いったいどうしたというのだろう。


「君たち、どうしたの?」


 声をかけたとたん、子どもたちが一斉に振り返った。


 みんな真っ白い服を着て、似たような顔で


「おにいさん! ちょうどよかった! こっちこっち!」


 と、僕の手を引っ張る。


 たどり着いた場所にはダンボールに入った子猫が一匹。あまりの可愛らしさに思わず抱き上げた。


 はっとして後ろを振り返ると、そこにはもう子どもたちの姿はなくて、ただ白い雪柳が、春の微風に小さく揺れているだけだった。

こちらのお題をくださったのは萩尾滋さんです。

なろうでは独特な雰囲気を持つファンタジーテイストのBLを書かれています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ