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しるし2(詩集)

夕空と送電線

作者: さゆみ


夕空はひんやりとやんわりが交じり合っている

太陽が落ちてしまう前に今日の思い出を散らしてゆく

刹那に忘れ去られてゆく夕空


カァー カァー


大きなカラスが二羽

夕空に羽ばたく

鳴きながらとまった鉄塔


夕空に走る道標

斜めに降る送電線

続く先はどこですか?


もっと高く

鉄塔を見下ろすように

もっと強く

鉄塔より大きくなって

もっと遠く 視野を広げて

もっと熱く もっと激しく


カァー カァー(もっともっと!!)


もっと低く

鉄塔の下を這いつくばって

もっと弱く

鉄塔に諂うように

もっと近く 手の届くところへ

もっと寂しく もっと緩めて


一羽のカラスが羽を広げて鉄塔から飛びたつ

鳴きながらもう一羽が後を追う

今日の夕空が終わらないうちに


終わってしまったら?


カァー カァー(行けるところまで行くさ、たとえ送電線が見えなくなっても)


見えなくなっても?


カァー カァー(また明日、明日には明日の夕空がある)





ツイッターでいつもお世話になっている、masa-KY様とお話していて、送電線の話になり、アドバイスを頂き詩にしてみました。

masa-KY様、ありがとうございました(*^^*)v

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― 新着の感想 ―
[良い点] さゆみ姫カラス好きなの?w でもカラスが思っている事、それを括弧書きする所等素晴らしいセンスです。お題通り書き上げる能力も凄かった。うん。流石ですね!後は色をもっと濃く出していればより良く…
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