2 グッドモーニング酒カス
「んぁああ゛あ゛っっ……ったま痛ってぇ〜…」
ボリボリと頭を掻きながら起床した彩葉。
カーテンの隙間から入る光芒が室内を照らす。
ローテーブルの上には潰れた空き缶と空き瓶が散乱し、床にまで転がっている。
空いたサバ缶には吸い終わったタバコの山が形成されていて、中途半端に開封された乾物やチータラなどがその周りに広がり、室内に酸っぱい匂いを撒き散らかしていた。
彩葉は窓を開けてベランダに出る。
昨日の残りのインスタントラーメンの汁を啜りながら、タバコに火をつけた。
煙を吐き出しながら、下を見ると女子高生の3人組が仲良く登校しているのが見えた。
(私にもあったなぁ…高校生時代)
彩葉の脳裏に思い出が浮かび上がる。
中学からの同級生の桃華ちゃん。
バレー部の早苗ちゃん。
料理上手な牧野ちゃん。
そして、憧れの男の子だった尊くん。
キラキラと夏の水面のように輝いていた青春時代。
今となってはみな懐かしい。
みんなはもう、結婚しても家庭とか築いてるんだろうなぁ〜…
……もう、誰とも連絡をとっていない。
てか、取れないし、会えない。
魔法少女になってから戦いだらけの日々だし、魔力で年取らないし、大怪我しても治るし、病気もしない。もはや人間と言えるかどうか怪しい存在なのだコッチは。
自分にできる事はただ毎日、平和を守る暴力装置として稼働し続けるだけである。
ボーッと景色を見ていると、数キロ先から火の手が上がる。
見れば火中には人外的存在が暴れているのが見えた。
「……行くか」
彩葉はラーメン汁を煽ると、底に残った僅かなスープで火を消した。
その場で変身し、現場に向かうのだった。
西島彩葉
年齢 40 (肉体は魔法のおかげで17くらいで固定)
体型 グラドル
髪色 茶髪(変身するとピンク色)
髪型 団子(変身するとツインテ)
趣味 酒とタバコ
酒は全般 タバコは赤マルが好き
普段の服装 黒いジャージとキャップ
交際関係 0 (魔力の影響で、体液接触すると相手が爆 発四散するから近づけない)
戦闘スタイル ステッキで魔力ブッパ




