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エピローグ

 数年後の春の夜、涼と美咲は再びあの公園に訪れた。桜の花が満開で、夜空にはあの時と同じように月が輝いていた。


「覚えてる? 初めてここで一緒に過ごしたときのこと。」涼が言うと、美咲は幸せそうに頷いた。


「もちろん覚えてるわ。あの日から、たくさんの思い出ができたよね。」美咲は柔らかく微笑んだ。


 涼はポケットから小さな箱を取り出し、美咲に見せた。「今日は、あの夜の約束をもっと深いものにしたいと思って。」


 美咲の目が驚きと喜びで輝いた。「これは…?」


「はい、プロポーズの指輪です。」涼は緊張しながらも真剣な眼差しで言った。「美咲さん、これからもずっと一緒に人生を歩んでいきませんか?」


 美咲は涙ぐみながら、うれしそうに笑った。「はい、もちろんです。」


 涼はゆっくりと指輪を美咲の指にはめ、二人は再び月の下で手をつなぎながら歩き始めた。桜の花びらがふわりと舞い上がり、二人の未来を祝福するように見えた。


「これからも、ずっと一緒に。」涼は穏やかな声で言った。


「はい、ずっと一緒に。」美咲も優しく応えた。


 公園のベンチに腰掛けながら、二人は静かに月を見上げた。その光は、彼らの愛を照らし続け、これからの未来を明るく照らしていた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 優しい恋のお話にほっこりです。
2024/06/30 17:15 退会済み
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