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新たな始まり
その後、二人はゆっくりと歩きながら、お互いの未来について話し合った。月の光が二人の上に降り注ぎ、まるで新たな旅立ちを祝福しているかのようだった。
「これからも、もっとたくさんの月を一緒に見ていけたらいいですね。」涼は嬉しそうに言った。
美咲は、涼の手を優しく握り返して微笑んだ。「はい、これからもずっと一緒に。」
その夜、公園のベンチでの会話が、二人の関係を深める大切な瞬間となり、月の光の下で交わされた約束が、新たな未来へと二人を導いていくのだった。
季節が移り変わり、春がやってきた。桜の花が咲き誇る公園で、涼と美咲は再び二人で散歩をしていた。月が綺麗な夜空の下、彼らの笑顔は、あの夜から続く幸福の証となっていた。
「ねえ、美咲さん。これからもずっと、月が綺麗な夜には一緒に過ごしましょうね。」涼は優しく彼女を見つめながら言った。
美咲はその言葉に微笑みながら、しっかりと涼の手を握り返した。「はい、これからもずっと。」
二人は肩を寄せ合い、桜の花びらが舞う中で、新たな未来へと歩んでいくのだった。