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【12/19書籍発売】竜王陛下の運命になれなかった私が、魔国で愛されお世話係に!? 聖花を癒やす弦歌の乙女(旧:運命は、手に入れられなかったけれど)  作者: 夕立悠理
運命の相手編

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女神の寵愛

ガロンさんの去っていった方をなんとなく見つめていると、ユグに話しかけられた。

「ラファリア様は、とても綺麗な銀髪をされていますね」

「ありがとうございます、ユグ。……もとは、あなたと同じような金髪だったのですが、成長するうちに、色素が抜けてこの色になりました」


 そういえば、マーガレット様も金髪だったなぁ、と思い出しながら、そう言うと、まぁ、とユグは微笑んだ。

「そうなのですね。よほど、女神の寵愛を受けておいでなのでしょう」

「女神の寵愛?」

 さっき、ガロンさんは私の力は女神の祝福だと言っていたけれど、それと関係ある?


「あぁ、ラファリア様は、魔国のご出身ではございませんでしたか。……魔国では、この世界の創造神たる女神の伝承も数多く残っているんですよ」

「そうなのですね」


 ユグによると、伝承では女神も銀髪だったらしく、銀髪の女の子は女神に寵愛されている、という考えが古くから根付いているらしい。


「それに、魔王陛下と並ばれたラファリア様は、まさしく英雄ラギスと女神のようでした」

 英雄ラギス……女神と婚姻した唯一のひとの名前だ。

 その女神とラギスの子供が、この世界にある六つの国の王の祖先になったと言われているのは、私でも知っていた。


「ということは、ガロンさんも英雄ラギスの姿に似ているんですか?」

「えぇ、伝承によると、黒髪に金の瞳だったそうです。ラファリア様は、銀髪に、桃色の瞳をされておられるから、女神とまったく同じですね。お二人が出会ったのは、まさに『運命』なのかも」


 そう言って、ユグは、うっとりと手を握った。


「運命……ですか」


 私にとっての運命は。


『君、すごいね』


 そう言って微笑んでくれた、レガレス陛下。

 ううん、違う。レガレス陛下は、マーガレット様を選んだんだから。

 そういえば、二人は、まだ婚約までは至っていなかったのだっけ。良い日取りがなんとか、ってマーガレット様が言っていた気がする。


「ラファリア様?」


 心配そうに名前を呼ばれて、はっとする。

「いえ、なんでもありません」


 首を振り、マーガレット様とレガレス陛下のことを追い出す。


「ところで、お風呂に入りたいのですが……」

 昨日はお酒を飲んで、そのまま寝ちゃっていたから、さっぱりしたかった。

「かしこまりました! すぐにご準備いたしますね!!」


 ユグは、さっと浴室に消えていった。

 そう、この部屋には浴室もついているらしい。


 なんて、豪華なのかしら。


 でも、まずは。

 こんな待遇に見合う私になれるように、頑張らなくっちゃ。

 


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