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ザ・コミュSHOW!  作者: 端小
4/5

第二問

座席の、数・・・?

その言葉に固まる表情を、彼女はニタリと笑いながら眺めている。


「もちろん、君もわかっているよねぇ?」


その言葉で思い浮かべるのは、教室に入った時の自分の心象の悪さと

彼女の笑いと同じような笑みを浮かべるクラスメイトや、

気まずそうな人、関係ないと別の話をする人、人、ひと・・・・。


チクタク、と針が時間を告げる中で、自分は声にならない悲鳴をあげた。


「これ、初歩的な問題なはずなんだけどなぁー?」


ニタリ、と彼女は笑みを崩さずそういった。


「・・・どういうことなんだ、これは」


絞り出すようにいうと、彼女は笑い転げ始めた。


「どういうことぁ?そういうこと、だよ?」


さあ、答えてぇ?という声に、自分は渋々ながら答えた。


「29」


クククッと、彼女の笑いが深くなった気がした。


「せいかぁい!」

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