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徒然闇詩集  作者: 堕運
2/7

二枚目

二枚目…『覗く』『球』『線』『泡』の四作です。 また短篇ばかりですがね(´・ω・`)

        覗く



もっともっと知りたいと


思えば思う程、深く覗きたくなる。



どうしよう。

視られてる、内側を覗かれてるんだ。



嫌だ嫌だ…


視られたくない。



誰に覗かれてるんだ?


感じた視線を辿ってみたんだ…




目の前には鏡が置いてあった。










         球



貴方と私でキャッチボールが続かない理由…


教えようか?



貴方の投げる球は丸くても


私の投げる玉は丸いとは限らないから…










         線



人混みは嫌いだった。


人も嫌いだった。



身を守る為に境界線をたくさん引いた。

物を見る時はフィルターを何枚も重ねた。



それでも、貴方は綺麗に見えた、


人嫌いだった私が貴方には惹かれていた。



貴方に守られたくて境界線を揉み消した。

貴方をちゃんと見たくてフィルターを破り棄てた。



全部消した私は…

貴方を必要としなくなっていた。










         泡



一瞬だけで良い。


ハッピーエンドの後はそのまま消えてしまいたい。



花は綺麗に咲いた後、すぐに散ってしまうんだ。


ピーター・パンは飛び去って夢になってしまうんだ。


人魚姫は幸せなまま泡になってしまうんだ。


お伽話の本は読み終えたら、幸福な最後のまま閉じられてしまうんだ。



幸福の直後は泡になってしまいたい。


きっと一瞬なんだって事は分かっているんだから。




でも、散る事も泡になって弾ける事も出来ない私は、

終わりに怯えながら今日も生きてしまうんだ。




仕事柄、時間が不規則なので更新が遅れ気味です(´・ω・`) 言い訳ですが…orz  めげずに少しずつUpしていきますので読んでやって下さいm(__)m

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