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関東荒野聖  作者: 東武瑛
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13/17

皇居へ

皇居が見えてきた。堀のまわりに武装した男達が警護に当たっている。

暗雲立ち込め雨が降ってきた。

神谷は傘を差し皇居に歩いて行った。

「ムッ、あの男」双眼鏡で監視していた隊長が言った。

「キング様が捕らえよと言った男だ。捕らえよ」

隊員が神谷に近ずいて行く。

神谷は淡々とした表情で歩いて行った。

雷鳴が轟き、風雨が強まる。

隊員達は神谷を取り囲んだ。

「抵抗してもムダだぞ」隊長が言った。

「抵抗する気はない」神谷が言う。

「ホホウ。神妙だな」隊長が言った。

「キングに逢いたい」神谷が言うと隊長は「キング様もお前に逢いたいと言っている。ついて来い」と言った。

隊長はゆっくりと皇居に向かって行った。神谷はついて行った。


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