Virtual Insanity
掲載日:2026/01/16
僕の頭上には大きなチューブが垂れていて、耳のなかにつながっている。
毎日謎の液体が流し込まれて、僕は夢うつつに外の世界を見る。
目の前の白い壁には小窓があって、いつもそこから覗いてるやつがいる。
僕はそれを見て見ぬふりをするが、いつかここから抜け出したときにあいつをぶち殺してやろうと思っている。
今日も耳の中に流動体が流れてくる。
何をされていて、何をしていて、ここがどこで、今は何時か、ここにいつからいたのか時間の流れもわからない。
ある日、流動体の中にごつごつするものがあった。
すこし無理をして僕の頭の中にヌルっと入ってきた。
それはとてもごつごつとしていて、すぐに脳の中心に吸い寄せられるように、脳のしわを握って這いずるように近づいてきた。
あっあっあっあっ
今まで出したことのない声が不意に口をついて出る。
自我が目覚めるのが分かった。
電流が体を走り、俺のペニスはいきり立った。
バキバキと俺を縛り付けていた拘束を破壊し、俺は立ち上がった。
俺は電脳戦士だ
まず俺を観察していた、やつをぶち殺しに行く




