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淡い世界






砂浜に打ち上げられる波の音が耳に響く。


黄金のような輝きを放つ夕日の中、その青年はこちらに背を向けていた。


潮風が青年の髪を揺らし、服がなびく。


「待ってたよ。」


青年が振り返りながら呟く。


まるで世界が時を止めたようだった。


低く甘いその声。


切れ長の瞳が私を捉えた。


初めて会ったような気がしなかった。


懐かしさで胸が苦しくなる。


名前も知らないはずなのに。


どうしてか、ずっと会いたかった人だとわかってしまったようだった。

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