あなたが書き続けてるのは、なぜですか?
みんな一次創作に入る前に、どんな子どもだったでしょうか?
だいたいの人は二次創作してた時代を経て、一次創作を始めたでしょうか??
私はそうです。
思い返すと、小学生の時から作文を書くのが好きな子供でした。クラスのみんなは、あまり作文が好きじゃ無いみたいですが、私はこの時間が大好きでした。誰よりも枚数を多く書くのが目標でした。(だらだらと、要らないことも書いていたので、やんわりと先生に注意された)
しかし、読書感想文はどうにも下手で、言葉にするのができずに苦手という…。口では言えないこと気持ちを吐き出すのが、とにかく好きだったんでしょうね。
時がたち中学生のとき。
先生が、「運動会で特に印象に残った種目一つについて書いて」と言われました。私がだらだら書くのを封じられた瞬間だった!!
ムカデ競争について書きました。
みんなで、足を結び、タイミングと歩幅を揃える。後ろから、別のクラスが声の塊になって進んでくるのがわかった。あとどのくらいの距離まで迫ってるの?それでも振り向けない。声はもっと大きくなって、その声は私たちを抜いていった。はやく、はやく。はやく、追いつけ!気持ちは先走るけど、繋がれたら足はそれより早く進まない。むしろ、先走るなら、ムカデ全体が転んでしまう……
という感じの雰囲気で書いたような……。
その時からひそかに二次創作してたので、自分の気持ちや状況を臨場感を倍増させて書いちゃいましたね 笑。正直、盛りました!
私の中での事件はその後で、なんと「学年だより」に私の名前が載ったんですよ!クラスも名前も順番に、ではなく、一番に。たった一人。
なーんか、私と同じこと書いてる人いるなって思いながら読んでたら最後に自分の名前が書いてあって、自分か!ってなりました。
その後は、A組から順に数人ずつ、名前順で学年だよりに載せられてたんですが。ただ一人、載った時の衝撃は、手や心が震えました。
一つの場面をじっくりに書く大切さを、学べたことに感謝。そして、私は心底、なにかを『書く』と言うことが好きなんだと思った。
しかし小説は難しい。私は、自分の気持ちを書きなぐるポエムみたいなことを書き散らしてたので、二次創作するにしても、ずっと詩ぽくて、地の文が下手すぎたんですよね。詩ぽく書いてる人の小説が、綺麗で憧れてましたし。
書き殴りの性分で、書いた気になって、満足したので、いつまで経っても、人に読ませるような文にはならない。今になって、書き方の本読んだり動画見たり勉強してます。(基礎的なことだと、既存の本を写生したり、国語ドリルするといいらしいですね)
20歳過ぎると、ボカロにハマって、いろんな楽曲から二次創作したり、自由なキャラづけをボカロたちにして話作ったりしてました。
この時、いろんな引き出しを開いた気がします。ありがと!
でもふと、私の思いついた話では、ボカロたちに演じてもらえなかった。ボカロは公式では、なんの性格も付与されてないから、ボカロはなんにでもなれるはずなのに。なにか、違う。
その時、自分でキャラを初めて作りました。
でも二次創作しかしてないから、キャラを生み出すなど難しいのなんの!!!この子がなにを考えてるのか、動かすまでわからない……。
プロットだって書いてきてないから、行き当たりばったり。処女作は1万字弱で、書いたのですがあとからあとから、主人公の生い立ちとかヒロインとの関係性を加えたり、思いついて、書き直しの書き直しを繰り返して……
主人公をもう少し自主的にしたくて、冒頭が納得いかなくて、今も書き直してます……
二次創作の時は、原作があり、そこのお子さんをお借りして書いてるのでプレッシャーとか、このキャラの心内は私にはわからないことばかりでした。
でも一次創作は、私が原作!!! この子がむしろ私に叫んで来るこの感覚。楽し過ぎる。
中学生の時からもっと、小説の書き方を覚えていけば良かったと思いつつ、でも書くのは楽しいからこれからも書き続けるんだろうなと思います。
私はなぜ、小説を書いてるのでしょうか?
感情の海に溺れてる瞬間が好きなのかもしれません。それは執筆してる時しか、味わえない。だから、書くのかもしれない。
たまに思い出してしまうのは、あの学年だよりに載った時の衝撃。どのクラスの先生が選んだのか。なんで一番に載せたのか。意味なんてなかったかもしれないけど、私は心が震えて、今もずっと、誰かの心も震わせられたならば嬉しくて、誰にも書けない自分の叫びを書き続けてます。