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狂律師  作者: しき
7/14

失望

 塾長はベルトに装着されたカードフォルダから(カード)を取り出す。老人の想定したとおりの行動であった。

 朱莉(あかり)の脳内で老人の声が鳴り響くが一切無視する。

 朱莉(あかり)はこれでこの茶番が終わると思い安堵する。

 調律社(ちょうりつしゃ)はメジャーなカルト集団である。その塾長にたてついたなら必ず朱莉(あかり)を殺してくれるはず。

 塾長は慣れた手つきで(カード)を破く。

 『ディバイド』が発動し、何処からともなく無数の刃が出現し切り刻む。

 朱莉(あかり)は多少痛みを感じたがすぐに体が元通りになりがっかりする。

 「この程度なの?」

 朱莉(あかり)は塾長を挑発する。

 「こいつ化けものか。」

 塾長は焦りながら次のカードを破く。

 『プラズマ』が発動し長高圧電流に朱莉(あかり)の身が焼かれる。

 しかし、朱莉(あかり)は多少痛みはあったがそれだけであった。

 「もう飽きた。」

 朱莉(あかり)は塾長に出勤し、カードフォルダを奪い握りつぶす。

 塾長は悲鳴を上げる

 (カード)はその者の魂を模したものでありそれが収納されているカードフォルダは弱点となる。

 「タイラント。」

 塾長が叫ぶとどこからともなくおおきな虫たちが現れ朱莉(あかり)を喰らいつくす。

 朱莉(あかり)はその不快感から熱を発し、虫たちを焼き尽くす。

 朱莉(あかり)は我を忘れて塾長をバラバラに引きちぎった。


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