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その6

少し短めです

「佐上さん。準備できました。」

「あぁ、九十九さん。では、行きましょう。場所としてはここから徒歩で5分程になります。」

 そういって、佐上は階段を下りていき、無機質なコンクリートで周囲が囲まれた廊下を歩いていく。その数歩分後ろを九十九がついて歩く。足音が廊下に響く。

「仕事用の部屋はこちらになります。残りの3つの部屋はご自由にお使いください。」

「ありがとうございます。」

「では、失礼します。」

 九十九はドアの指紋認証を開け、誰もいない部屋に入る。

「さて、環境を整備しておきますかね。それにしても、誰もいないというのは慣れているはずですがやはり、さみしいものですね。」

 九十九が部屋のコーヒーマシンでコーヒーを入れようとしたとき、ふとドアが開く。

「え!?」

 九十九と今入ってきた女性が驚きの声を上げる。そして女性が部屋を出て部屋を確認してもう一度入って来る。

「えっと、あの、ここって内閣特別室統括室ですよね。」

「はい。」

「今日付けで内閣特別室統括室副室長に異動してまいりました仲田です。って知ってますよね。」

「はい。内閣特別室統括室室長になった九十九です。」

「九十九さんも呼ばれたんですね。」

「はい。仲田さんも呼ばれましたか。」

「ほかの人はいるんですかね。」

「さぁ、たぶんいたら前ふりなく来るんだと思います。さて、とりあえず生活に必要なものを家から取りに行ってくることにしましょうか。」

「そうですね。ここでしばらく暮らすことになるようですし。」

[その少し後の九十九の家]

「ふぅー。まさか仲田さんも呼ばれているとは思いませんでした。でも、確かに呼ばれてもおかしくない役職ですからね。さて本とか着替えとか運びますか。」

[そのころ仲田の家]

「九十九さんが室長なんですね。不思議な感じです。でも、どんな仕事なんでしょう。緊張します。そういえば九十九さんと同じ場所に住むんですね。うーん。」

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