第9話 一撃
~真・黙示録 第4節 「夕空に天使と悪魔」~
かつての天使は悪魔に堕ちてその翼はすでに悪魔。
もう一方、元来の悪魔はその両翼は天使、その髪は銀に染まる。
まみえる二人はついに戦う。
これが黙示録。
語られなかった黙示録。
今まさに始まる。
サタンの攻撃に人々は散る。
全員が死を感じた。
恐怖は人を支配する。
人はサタンの攻撃や周りを見て散る。
てんやわんや。
恐怖はさらなる力を持つ。
伝染する。
人は全員恐れおののきもはやその場に立つことをやめる。
一人、また一人と天を仰ぐ。
だが空しいかな。
サタンの攻撃はその体を貫く。
この世に意味などない。
この世に天国も地獄も。
ジルの倒れた後では何も残らない。
世界の均衡はジルによって保たれていたのだから。
すべてに裁きが下る。
神も悪魔もない。
すべてまとめて一掃する。
アザゼルはそう感じた。
すべて壊れてからでは元も子もない。
全力で奴を斬る。
未だ輝く悪魔剣は人を失い、その輝きが薄れてきている。
輝いているとはいえ弱弱しい。
「サタン・・・。覚悟しろッ!」
その刹那、サタンに攻撃が通った。
斬撃はサタンの体を通り、その先の澄んだ夕空までまっすぐ飛ぶ。
「くっ・・・?!」
サタンも驚いていた。
彼の体には無数もの、いわゆるバリアが張られているのだ。
だからたとえ一瞬だろうと斬撃が体に通ることはない。
なぜだ?
やはり、アザゼルは・・・?
「ふん・・・。なぜかは知らぬが多少は骨がありそうだ。アザゼル・・・。第七とて容赦はせんぞ。」
さらなる怒り。
魔力は見るだけでも三倍にはなっている。
命の危険を感じる。
とはいえ悪魔なので人間界では死なぬが。
相手にはしたくない。
この一言に限る。
しかしここまできては戦わざる得ない。
ならば。
すべての力をこの一発にかける。
一瞬だった。
手に伝うのはサタンの体に刺さるときの、少なくとも良い感触ではない。
そのまますっと入っていく。
だが。
途中でその感触は消える。
悪魔剣はサタンにへしおられた。
人間の希望は打ち砕かれた。
何度でもその翼は甦るもののはずだ。
しかしサタンの一撃ではそうもいかない。
相当な一撃が体に走る。
「ごふっ!」
何も・・・。
わからない。
周りが真っ暗になりかけた。
だが。
脳裏に現れたのはノヴァ。
彼女はもう、いない。
存在しない虚構と化した。
だからこその意味がある?
ならば。
サタン。
その翼は獄炎に焼かれ、今では悪魔の翼。
彼の憎しみは計り知れない。
だからこそ。
この攻撃なら効果があるはずだ。
to be continued
皆さん大変申し訳ない!!
最新話です!
夏休みというものがあるのでそれに入ればもっともっと書けるようにします!
忙しいんやで・・・。
そりでは!!!!!!!!!!!!!!




