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裏:日常_2


なんとか持ち直して、誘われた食事

そこでまた、凹まされる


出てきたのは、パンと彼女が呼ぶ

ドックロールを1.5倍にしたようなサイズのパンに

様々な具材を挟んだモノ

それが、食べやすいように三等分にカットしてある


それと、彼女が結び飯と呼ぶ

形はどちらかというとキャンディ包みだが、

チマキのように葉っぱで穀物と具材を一緒に包んだモノ


後は野菜がたっぷり入ったスープ



期待を込めて、手に取ったのは魚が入っているという結び飯

説明から、おにぎりを予想したのだ


そして、葉っぱを開いて、思わずガッツポーズした

玄米っぽい色だが、確かに、米だ


でも、口に入れて、固まった


何かが、そう何かが違うのだ

このコレジャナイ感は、あれを食べた時にに似ている


実家で災害用非常食の賞味期限の関係で

消費に付き合えと出されたアルファ米に似ている


不味くはない、でも、微妙に違うから

余計に、すごく残念な気持ちにさせられる


思わず、ジッと手元の結び飯を見る


よく見ると、米と何かが混ぜてある

それをつまんで食べると

一時、妹がはまって付き合わされたこんにゃく飯に触感は似ている

だが、あれと違って、ちょっと甘く、ねちゃっとしている


そして、米と思われるモノだけを食べると

固いし、甘味がない


だが、噛みしめると何故か米の香りがする


要するに

すごく、ものすごく、微妙、なのだ。


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