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日常_4


私は諸事情から、10になるまで一切の魔力を封じて生活していた

その時に、魔力を使わないで家事ができる道具を揃えてもらっていた


といっても、別に特別な道具ではない


なぜなら、庶民はそもそも魔力が少ないので、

日常生活のために魔力を使わない事のほうが当たり前だ



私も持っている生活魔法ですら、

庶民で持っているのは3人に1人程度


しかも、それすら、生活魔法の中でも消費魔力の少なく

簡単な火種と乾燥、水玉などの中から大体1、2種類使えればいい方だ


まあ、貴族たちから言わせれば

生活魔法など魔法と認められない、らしいが……



とりあえず、

魔力を持っていたって、魔法として使っている庶民など極一部の者だけだ

ほとんどの者が仕事でスキルを使用する際、魔力を消費する


そんな多くの庶民のために発展したのが

魔力を使うことなく、生活を助ける目的で開発された錬金道具や

僅かな魔力で使えるようにと開発された、生活を便利にするための魔道具だ



例えば、と火種のための錬金道具、火付け筒(ヒツケヅツ)を男に見せる


火付け筒とは50セメ程度の棒の付いた

高さが10セメ、直径が5セメ程度の金属の筒だ


使い方は簡単で

筒の中に二つの粉を入れ、軽くゆすると火が出る


驚く男にクスクス笑いながら、かまどの扉をあけ

中に組んであった薪の下に火付け筒を置くと、数分すれば薪に火が付く


火付け筒を出し、かまどの扉を閉め、数分すれば、火は消える


コンロはもっと簡単


コンロの栓を開いて、火付け筒から火を移すと火が付く

火力の調整は栓を上下させることで大まかに可能だ


もちろん、栓を閉めれば火は消える


最後に火付け筒も蓋を閉めれば、火は消える



「簡単でしょ?」


そういう私に呆然としながら、何度も頷く男に

思わず、久しぶりに声を上げて笑った。

<<後書き>>

単位の説明

セメは㎝

ちなみに、ミトはm


考えるのが面倒だったので、縮めてみた(汗

改めて、単位が出てきたら、また、説明足します

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