表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/8

魔導教練一回目

気まぐれ投稿なんで怒らないでください…(_ _;)

「さて、魔導教練の最初の授業となる。まぁ毎年はじめはオリエンテーションだから、本日の授業は全部オリエンテーションだろうな」


 翌日の一限目の授業はこの女性教師が言うように、魔導教練だった。


「私は一年の魔導教練を担当するキルシャだ。今は引退したが、昔はAランクの冒険者をしていた。よろしく頼む」


 おぉ〜、といった感嘆の声がそこかしこから上がる。ちなみに俺もその一人だ。それ以外の生徒は対して表情を変えない。敬意が足らんな。

 Aランクってことは一部の例外を除いた冒険者協会所属の冒険者の中でもトップクラスかぁ…すごい人が教員になったもんだ。


「せんせ〜、なんで冒険者辞めたんですか〜?」


 ちょ、不躾すぎないその質問!?先生、どう答えるんだ…?


「いやなに、伴侶を見つけてからは血生臭いのよりも平穏な日常の方が…って、そんなことはどうでもいいだろう!話を続けるぞ」


 …さっきまで、頬を赤く染めて惚気けてらっしゃったのに。


 俺はああならないようにしなきゃいけないから、影響されないように注意しないと。



 ⚔ ⚔ ⚔



「さて、学園の競技場兼訓練場に来てもらったわけだが…はじめに言っておくが、魔導教練とは魔力の操作について学ぶものであって魔法を覚えるだけの授業ではない」


 先生、知ってまーす。なんてったって、俺はもう冒険者歴長いからね!まだ15歳だけどね。


「諸君らの中には、魔法の適性が低い者もいるだろうが、安心してほしい。どんな人間でも少なからず魔力は持っている。魔法の形にせずとも、体や武器に纏わせたりできる」


 あったね、そんな世界法則(ルール)。俺は自力で見つけましたが。


「あぁそうだ、誰かすでに冒険者をしている者はいるか?」


 …手、上げるべき?周りをキョロキョロしてみるが、みんな同じような反応してるし…よし、上げない。面倒だからヤダ。


「…いないのか?てっきり、そこのお前は冒険者をしているかと思ったんだが」


「やっぱりバレました?えぇ実は…」


「お前じゃない。その後ろのお前だ。いや今明らかに嫌そうな顔しながらこっち見てるお前だよ。キョロキョロするな後ろを向くなお前だお前!」


 なぜバレたし。

 せっかく前のナルシストっぽい奴が勘違いしてくれたのに…


「…俺ですか」


「やっとこっちを向いたな…そうだお前だ。ちょっと前に出てこい」


「…チッ」


「何か言ったか?」


「イエナンデモ」


 どうやら、この教師からは逃げられないようだ。アンタはボスキャラか。


「さて…お前、名前は?」


「…リュークです」


「ふむ、リュークか。覚えておこう」


「忘れていいですよ」


「お前のような奴は忘れようにも忘れられんよ」


「…ソデスカ」


 この人をサル呼ばわりなんかしたら一生恨まれそうだから、この人は女ではなくただの人型指導役として見ることにしよう。


「リューク、お前のランクは何だ?」


「Eです」


「息をするように嘘をつくな」


「…」


「で、本当は?」


「Cですよ…」


「ほぉ、その年にしてもう中堅層か。やるじゃないか!」


 ………


 まだ二日目の一限目なんですがね、なんかもう、帰りたくなってきた。






 余談だが、授業後にとあるお嬢様っぽい女生徒に問い詰められる嘘つきCランクの姿が発見されたとかされなかったとか。



(-_-;)嘘つきCランクなるあだ名がつけられた…


遅くなってごめんなさいm(_ _;)m

次も多分遅いですm(_ _;)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ