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200字連載  作者: 黒森 冬炎


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95/105

歩方(エッセイ)

221字

「踵の外側からついて」

「危ないものが無いのを確認して」

「足元を槍が狙っていないか確かめたら」

「爪先の外側からついて」

「爪先の内側」

「踵の内側」

「とつきます」


 その武術は、山間に隠れすむ一族が、追手を山中で迎撃する為の秘術として生まれた。

 ある時、隠れ里に転がり込んだ人が、秘密の鍛練を盗み見て里の外に流出させたのだという。

 足を一歩踏み出すのにも沢山の手順があって興味深い。


 現代では、遥か海を越えた島国で、自治体のサークルが公営体育館で教えている。


お読み下さりありがとうございました

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