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短気な人々(小説)
214字
ジョウジキレ共和国には、暢気な人が居なかった。毎日毎時毎秒、国中で小競合いが勃発する。
一口に気が短いと言っても、色々なタイプがいるものだ。
声が大きいだけの人もいれば、手足が出る人もいる。穏やかな声で延々と文句を言い続ける人もいる。
無言で睨み付けるだけの人、ブツブツ独り言で怨みを垂れ流す人。
どの人も、決して我慢しない。全く待たない。話は途中までしか聞かないし、取扱い説明書など読みやしない。
ただ一つ、寝たら忘れるのが美点である。
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ジョウジキレ共和国には、暢気な人が居なかった。毎日毎時毎秒、国中で小競合いが勃発する。
一口に気が短いと言っても、色々なタイプがいるものだ。
声が大きいだけの人もいれば、手足が出る人もいる。穏やかな声で延々と文句を言い続ける人もいる。
無言で睨み付けるだけの人、ブツブツ独り言で怨みを垂れ流す人。
どの人も、決して我慢しない。全く待たない。話は途中までしか聞かないし、取扱い説明書など読みやしない。
ただ一つ、寝たら忘れるのが美点である。