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光と闇と鎧と化け物達  作者: ギアコイル・ドセヤミ
1章 落ちて、歩いて剣探し
3/4

1話 ~無気力、片想い、強いツッコミ~

前回のあらすじ


ルーザーが武器伝説を確かめるため、旅に出ることを決めた。

先週は勢い良く旅に出よう、なんて言っていたが、冷静になって色々考えるとやる気が無くなる。といっても、アテネやチェレンと「10日後に一緒に行こう!」なんて約束をしてしまったし、そもそも他にやることは無い。まぃ一応旅の用意はしてあるんだ、一応ね。


ライトソード…ルーザー愛用の剣。旅先のグリーネシアという宇宙のある鍛冶屋が作っているらしい。

ショットボウ…弓。精度と破壊力が高い。

ライトアックス…斧。ライトソードと同じ人が作っている。

ウェポンプレッサー…アイテムを圧縮して閉まっておける、リング版四次元ポケット。

キャンピングタブレット…投げると亜空間に繋がるホールが現れ、中は人が住めるようになっている。

ステルスマント…被ると自分が見にくくなったり、自分の音を吸収してくれたりする。

スペースナイト…例の、異宇宙に移動するための石。


こんなもんだ。その他、食料や衣服などはキャンピングタブレットの中にある。この準備を見れば、「旅に出る気満々じゃん!」って突っ込みたくなるかもしれないが、これはまだやる気のある頃に準備したもの。


あー約束今日の朝7時じゃんあと2時間じゃんあーどーしよっかなー


ーその頃、アテネの部屋ではー

「あーやばいよー。ルーザーと一緒に旅とか…。チェレンがいるのはアレだけど、感激すぎる!まさに夢見てたことだよぉ…」

普段は一応冷静なアテネの独り言が響く。(響いてないけど)

「あっそうだ。今日こそ成功させよう。ルーザーに会ったらすぐにキ」

「お願いだからルーザーさんに迷惑かけないでっ!!!」

チェレンが飛び込んで来て、遮る声が響く。(今度は本当に響いたよ)

それはそうだ。いきなり変な迷惑をかけたら旅の途中でずっと気まずくなる。自我に帰ったアテネは何故かすぐに洗面所に行って顔を洗うと、チェレンに言った。

「よし、荷物持って。早めにルーザーのところ行って旅に出よう」

チェレンはえっ、と思い時計をみる。AM5:30、約束の7時より全然早い。いつものように呆れながらその事を問い詰めると、返って来たのはこんな言葉。

「だってさっきメールしたら良いよって来たもん」

準備整ってないこっちは良くないよっ!とツッコミたかったが、突如現れたアテネの強い視線によってチェレンの体は動き、チャチャッと準備が終わったとさ。


約束の七時。三人が集まった。

「よし、出発するぞ!」

ルーザーが、そう言うと同時にスペースナイトを上に投げる。高く投げられたスペースナイトは、周りの光を吸収し始め、周りの物さえも吸収… いや、ルーザー達を吸収していく。視界が狭くなり、色が反転をして…










何かが見え始めた。周りは真っ暗で、少し遠くに光輝く鎧を被った人らしきものが見える。夢を見ているようだ。

ルーザーは強い「気」を感じ、大きく後退りを続ける。しかし、2人の距離は一向に離れる気配が無い。鎧は突然指をルーザーの方へ指し、

「気を付けろ」

と冷たい声で言葉を放つ。よくわからない、という顔をすると、鎧は話を続けた。

「煙だけには気を付けろ さもないと私が君を殺す事になる」

鎧は急に光を失い、そこで目は覚めた。

キャラ紹介


名前:ルーザー

年齢:14歳

性別:男

種族:人間

ジョブ:ウェポンアタッカー

主人公。若干ネガティブ思考で、武器が好き。学園ではトップクラスの剣の使い手だった。伝説の武器、真実を映す石などを求めて旅にでる。旅中不思議な人に強い力を秘めていると言われるが、何の事だか。


名前:アテネ

年齢:14歳

性別:女

種族:人間

ジョブ:ヒーラー

ルーザーの幼馴染みで、一緒に学園を卒業した。天然でちょいちょいバカな行動を取るが、周りの人にすぐとめられる。ルーザーと旅に出る事にした。ルーザーが好き。発達が乏しい。


名前:チェレン

年齢:11歳

性別:男

種族:人間

ジョブ:アイシクルウィザード

アテネの弟。頭がよく、姉に負けない程魔法が得意。素直で心優しく、言われた事は聞く。学園は飛び級やらなんやらで早めに卒業し、家で勉強、魔法訓練をする日々。二人の旅についていく事になる。

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