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神話
ここは、ドリーミアという一つの小さな世界。この世界には、ある神話がある。
「世界神話」第一段 ※翻訳
「この世界が始まった時、一人の創造者がいた。彼は世界を創った神であり、光と闇を司る神である。
創造者はいつものように宇宙を創っていた。そんなある時、異世界より現れた漆黒の魔物に寄生された。創造者は莫大な魔力を使い、魔物を切り離した。そして、自らの光を魔物に与え、漆黒の魔物は一人の神となった。しかし創造者は、その衝撃で光と闇の二つの姿に分かれた。漆黒の神から出ていった魔物の一部は、自分を魔物、寄生者、破壊者に分けた。魔物は異世界に帰り、寄生者や破壊者は封印された。漆黒の神は一つ、自分の世界を創った。
あるとき、破壊者の封印が解けた。漆黒の神は破壊者の魂を自分の世界に送り込み、一人の少年として転生させた。しかし、少年には微量の破壊者の力が残ったままだった。」