心の在処
フランです。m(__)m
筆休めに書いたような物なので所々間違いがあるかもしれません。
※他の作者さん達と比べると大変短く雑です。
それでも良いという方、読んでやって下さい。
皆さんは、光を見たことがあるだろうか。
光とは科学的現象であり、夢や希望といった言葉の類義である。
これは、光に憧れ明るき幻影を追い求めたある少年のお話。
夢、希望、未来、どれも同じく”光”という言葉の意として成り立つ言葉。だけどいくら想像しても形はわからないし、いくら調べても科学的に実現は出来ない。
「こんなことに、気づくのに約三年、長くかかったもんだ。あれからあの夢は見ない。もうすぐ俺も終わるってことかな。出来るなら最後に一回で良いからあの夢を見たかったな~」
「なーに言ってんだ。死にかけのような面して。」
声をかけた少年。俺より少し多く時間が残っている唯一の友。
「なぁ、またあの話をしてくれよ。」
「たく、しゃあーねーなー。じゃあ話をするか。多分この話をするのもこれで最後だ。あの夢の話・・・。」
"俺がその夢を見たのは大体五年前、瞼を開くとそこはなにもない、何処までも白い世界。一目見ただけで夢だと分かった。俺は少し歩いた。それは何かに導かれる様に。それは何かを求める様に。しばらく歩くと白い靄のような者が一つ、中に浮いていた。"
「貴方は誰?」
「名前なんてない。付けてくれる人が俺にはいなかったから。お前は誰だ?」
「私は心」
「心!?誰の?」
「生きとし生けるもの全ての心」
「ってことはお前は俺?」
「そうであるとも言えるしそうでないとも言える。ねえ、心は何処にあると思う?」
「唐突だな、えーと胸のこの辺だろ?」
「少し違う。心は人と人が関わり、触れ合い、互いを思うことで初めて生まれる物。そして貴方の中には私が、私の中には貴方がいる。それを貴方たち人間は心と言う。忘れないで、心はいつでも自分の中にある。」
「その言葉を聞いたとき、俺は目を覚ました。おしまい。」
「なぁ、その夢はそれから···。」
「見てない。でもさ見ないことが正しいことなんじゃないかって思うんだ。···さて何か考えるのも疲れたな。残り少ない時間だ。そうだ!久々にお前の遊びに付き合ってやるよ。昔よく遊んでただろ?」
「マジ?やったー!じゃあ何して遊ぼうか?」
「嗚呼、何をして生きようか···。」
後にある学者がこんな言葉を残している。”心の在処はこれからどれだけ人類が進化しても解明出来ないだろう。しかし、心の有り様は科学も言葉もできる前から分かりきっていたことなのではないだろうか。
お疲れ様でした。m(__)m
ナンダコレ?と思った方もいたと思います。今回は出来るだけ読者に考えて貰えるように主人公の名前や設定などを極力出していません。創造してくれると嬉しいです。
感想お待ちしております。