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オリ主 いろいろ始まる

完全にノリで作った小説。

片方はどうした、俺。


某所


「お父さん!!」

「なんだいお母さん!!」

「おぎゃあああ!!」

「この子は普通だ!!」

「な、なんだってー!!?」

「おぎゃあああああ!!?」

「ならば改造DA!!」

「おおおおおおおおおお!!」

「おぎゃあああああああ!!」










十六年後…だと思う、多分


「蒼夜!!」

「どうしたの父さん!!?」

「新婚旅行行ってくる!!」

「飽きないな!!」

「飽きないよ!!」

「あんたら結婚二十年目だろ!!」

「こまけぇこたぁいんだよ!!」

「そーなのかー!!」

「お前達 もう寝なさい」

「今から学校だよ!!」

「知るかバカ!!そんなことより―」




「うるせぇお前ら!!あと下ネタ禁止!!」

「あれ、裕之助じゃん、おっす」

「オリ主、外まで聞こえてんぞ!!

 ちったあこっちの事も考えやがれ!!

 迎えに来た俺がバカみてぇじゃねえか!!!」

「お前ばかじゃん」

「うるせぇバカ!!お前にだけは言われたくないわ!!!」

「じゃあいってくるね父さん」

「ああ!気をつけろよ!Be Careful!!」

「なんで何も無かったかのようにしてんの!?ばかなの!?」

「おらーさっさといくぞー」

「ハァ…朝から疲れた…」















俺の名は平山裕之助。成績優秀な新・高校一年生。

俺の隣にいるバカは澱主 蒼夜。天才兼藪の医者であるコイツの親に、色々体を改造されたらしくて、体も頭も超人染みてる。

だが、頭のネジがぶっ飛んでいて、いい感じにバカだ。

現にそうだっただろう?


さて、話を戻して…ってあれ?


「おい、澱主?何処だ?…またアイツは」


どっか行きやがったな…ったく。


「…ーい!おーい!」

「ん?この声は」

「おーい!裕之助ー!よっす!」

「おお、モブじゃないか。

 どうしたそんなに息荒げて。興奮状態か?」

「いや、そりゃ走れば息も上がるだろ…

 それより、一緒に行こうぜ」

「おう」


こいつの名前は多田野茂歩。

読んでの通り、ただのモブだ。


「そういや、オリ主は?」

「ああ、アイツならまた蒸発したよ、

 さっきまでそこに居たんだがな…」

「相変わらずだな、アイツも」

「もし相変わるならゴキブリかナメクジだろうな」

「お前も変わらずすげぇ言いようだな…」

「これ位のほうがアイツの場合しっくりくる。

 それよりさっさと行ってクラス確認しようじゃないか」

「そうだな」













学校に到着。

学校の名前は「檻路鳴江洲恵寿高校」だ。

読みは「おりじなるえすえす」高校。略して「SS」と呼ばれてる。

いろんな奴が通うらしいこの高校。面白半分で入ってみたが、

どうなのだろうか…オリ主みたいなのは勘弁な。


門をくぐり、校庭を抜け、一年の下駄箱へ向かう。

確かこの辺にクラスが張り出された筈だ…


えーとどれどれ……「……うわぁ……」


「はは、お前はまたオリ主と一緒だな」

「中学からずっとだよ…」

「あ、あと俺とも一緒だな。それと…

 縁ちゃんもかな?」

「縁も?」


縁って言うのは俺達の幼なじみ。

花道はなみち ゆかりという娘だ。

どんな奴かというと…


「あら、ユウにモブじゃない。おはよ~」

「おう、来てたのか」

「モブは気付かなかったの?悲しいわねぇ」

「じゃなきゃ普通は挨拶をこっちからするだろ」

「そうよね~」


こんな感じだ。

要は、普通だけど、なんか抜けてるって感じだ。

なにかが。

あとユウっていうのは縁が俺を呼ぶ時に使うあだ名みたいなもんだ。


「さぁて、クラスも分かったし、行こうぜ」

「そうだな」

「まって~私もいるよ~?」

「分かった分かった。行くぞ」

「はーい」




    ワイワイ


               ざわ…


                       ガヤガヤ


    ざわ…



              ギャーギャー


  

         ざわ…






クラスにオリ主がいた。何故。


「やぁ遅いぞ諸君」

「むしろ何で先に居るんだよ!俺とモブを置いてくな!」

「おやおや、何をそんなに怒っているんだい平山君?

 乳酸菌取ってるぅ?」

「しらねーし!ネタ古いし!」

「んもぅ、そんなツッコミは良くないよ、ユウ♪」

「黙れゴミ」

「痛い痛いごめんなさいだから関節決めないで痛いから」


男の女声程キモイものは無い。虫唾が走ったわ。


「ふぅ、裕之助は刺激的だなぁ、まったく」

「うるせー馬鹿というか何処行ってた迎えに行った俺は何なんだ俺を馬鹿にしてるのかオラオラさっさと言ってみやがれこん畜生の大ボケが」

「わーわー一気に言うなよ。ただそうだな…」

「ただ?」

「鳥を見つけたから追いかけようとしたら……ね?」

「もういいや、今度からモブと二人で行こ」

「誠に申し訳ございませんでした。

 土下座するので許してください」

「初めからそうしろ」


「ハハハ…元気だなお前ら…」

「鳥を追いかけようとして友人放置するバカが何処にいるんだ

 モブよ…」

「此処にいるよ?」

「てめーは黙ってろ」

「シューン…」

「ま、まぁともかくだ。知り合いがクラスに多くて良かったじゃないか。な?」

「私はどっちでもいいけど~?」

「…」

「モブ…元気出せ…俺らが飲まれちゃ駄目だ…」

「ああ…そうだな…」


此処に熱い男同士の友情…モブが居れば何処までも行ける…


「おぉ~!こんな朝早くに熱々ですねー!」

「?誰だあんた?」


なんだ急に。何だこのメガネの子。

私知的ですみたいな顔してるが…


「おっと、申し遅れました。私、沢村百合子と言います!

ぜひ、御見知りおきを!」

「沢村ね…俺は平山裕之助だ」

「俺は多田野茂歩。モブで良いよ」

「私花道縁っていうの~。よろしく~」

「どうも、アーノル○・シュワ○ツェネッガーです」

「それとこのクソビッチ野郎が澱主蒼夜だ。オリ主って呼んでやってくれ」

「あうぅんひどぅい」

「成る程成る程。では早速―」


「おいお前ら!席に着け!!」


ん?声からして、担任か?


「今日からこのクラスの担任になる臼井上うすいかみだ!今日から高校生活が始まるからと言って、調子に乗ると、痛い目合わせるからな!いいな!?」


『はーい…』


「何か質問は?」

「先生!質問です!」


うん?オリ主、何聞くつもりだ?


「なんだね?」

「ヅラですか!?」







これはひどい。











何を聞いているんだあのバカは!?

しかもそんなド直球に聞くか普通!?

いくらバカでも面向かって、それも初対面にヅラ被ってんのか聞くってどうよ!?


「君…なんといったかね…?」


あーあ、怒らせちゃった…


「ヅラですかって聞きましたよ?」

「ふ…フフフ…このフサフサの髪の毛を見てもそんな事を言うのかね君は!?」

「いや、だって髪の毛浮いてるじゃないですか」

「き、気のせいだ!いいから座れ!それより他の質問は!?

ないな!?よし!!時間も良いから廊下に並べ!体育館に行くぞ!!」


言われてみると、確かに浮いてる…ってやかましいわ。

こんなんで大丈夫かなぁ、高校生活。まだ朝なのにもう疲れた…



やべぇよ…やべぇよ…

ノリで作っちまったよ…

どうしよ…

まあどうでもいいけど。

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