30話 俺と白黒猫と夏休みの宿題
本 当に申し訳ありませんでした!!
ここ最近インスピレーションが刺激されず…更新が遅くなりました…
本当にごめんなさい!!
だってさ…雪降って仕事行けず…そのせいで給料2万ほど少なかったし…
車は傷つけちゃうし…
職場で勘違いされちゃうし…
不幸が続くんだもん……
ごめんなさい言い訳です本当にすいませんでした何でもするんで許してください
学「ん?」
「ウフ…ウフフフフ…」
「……(パクパクパク)」
夏休み1日目、昨日は学校が終わった後、猫子の家に泊まった。
そして…俺は猫子に捕まり、再び腕を後ろで縛られベッドに押さえつけられている。
何が怖いって…猫子の右手にボールペンを持っていて…しかもその先端を俺の眼球に向けている事だ。
一切ブレない手元…
左手は俺の顔を愛撫している…
その目には精気が宿っていない…
「ねぇ~…なんで丈はレオとイチャイチャしてたのかなぁ?」
「いや…あれはイチャイチャしてたわけじゃ…指に噛み付かれて…」
ちなみに文月は、少し離れたところで縛られている。
亀甲縛りだったかな…?
目隠しと口まで拘束されてる…
…なんかエロい…
「何で……何で嘘つくの!?イチャイチャしてたよねぇ!?丈は私の恋人なのに!!……あぁ〜そうかぁ、にゃはっ、私の愛がたりないからかぁ…」
「そんな愛なんていらんわ!!」
「……あはは…アッハハハハハハハハハハハハ!!!!!」
「あ…うおあああああああああああ!?!?!?怖ぇぇ!!ボールペンの先端が迫ってくる!!うおわああああ!?!?」
寸止め地獄!!
振り上げられたボールペンが眼球に接触する寸前で止める、恐怖以外の何者でもない寸止め地獄!!
超笑顔の猫子の無慈悲な攻撃!
「アハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「ヒィィィィィィィ!!猫子!!いや猫子ちゃん!猫子さん!猫子様!!お願いだからその手を止めて!!俺が愛してるのは猫子だけだ!!アイライク猫子!!」
「…らいく?…私は丈をこんなにも愛しているのに…ねぇ丈…私…ねぇ…」
「みゃあああああああ!!!左手の愛撫止めろ!!いやあああああ!!右手も止めて!!間違っただけ!!間違っただけ!ラブだ!ラブ!だから耳元でしゃべらないでぇ!!」
くすぐったい!!
でも動いたら確実にやられる!?
「アイ…ラブ…猫子?……にゃはぁぁん…」
「愛してるぞ!アイラブだぞ!!」
「にゃはぁぁぁん、私も愛してるにゃぁん…」
満足したのか猫子は俺を押さえつけるのを止め、俺の上からどいた。
「はぁはぁ…やっと拷問終わった…」
猫子は俺に抱きつくように抱擁しながら俺の手を開放する。
「愛してる…にゃぁん!丈君の正直者ぉ~!」
「お前は脅迫って言葉を知ってるか…?」
「相手にあることをさせようと、脅しつけること。ちなみに、刑法上その罪を脅迫罪と言う。本人または親族の生命・身体・自由・財産・名誉、に害を加えると脅す罪。刑法第222条が禁じていて、2年以下の懲役または30万円以下の罰金に処せられる」
「…お前は良く知ってるなぁ…」
(俺なんか辞書引かねぇと、ここまでわかんねぇぞ…)
「エヘヘ~ほめられちゃったぁ~」
猫子はうれしそうに眼鏡のツリを押さえてクネクネしている。
それにあわせネコミミについたリボンも揺れる。
このネコミミは猫子のお気に入りだったかな?
白いリボンに黒いネコミミ
本当に猫子はこのネコミミが好きなんだな。
「墓穴を掘るってことわざを知ってるか?」
「身を滅ぼす原因を自分から作ることのたとえ」
「良く知ってんなぁ…」
ちなみに、今のお前がそれだ…
「文月のが縛られてるアレは?」
「亀甲縛り。縄による縛り方の一つで、米俵とか、サイズが大きく重量のある荷物の縛り方。そういう荷物は単に縦横に縄を交差させるだけでは重心が偏りやすくて安定しないし、また内部に細かい粒を詰めた藁包みでは藁がバラけてくると内容物が漏れやすいから、網目のように多角形を張り巡らせる縛り方がされたんだ。実用面だけでなく、亀甲は吉祥文様でもあって、装飾的な意味で括られる場合もあるんだよ」
「…本当に良く知ってんなぁ…」
着替え終わった猫子、髪がボサボサでパジャマのままのレオ、縄を解いた文月と共にリビングへと降りてゆく。
猫子の服装はいつものようにゴスロリ服だが、ヒラヒラが少ないタイプだった。
部屋着か?
「あらあら、お寝坊さん達がやっと起きたわね」
「「おはよう」にゃ」
学美さんはニコニコしながら食事の準備を始め、レオは顔を洗いに洗面所に向かう。
「…で、何でその男がいるの?」
声のほうを向くと、学がいた。
少し不機嫌そうな目で俺を見てる。
「お泊りしたのぉ~、キャハッ!」
「させた、だろうが…」
何が「キャハッ」だ、そんなぶりっ子じゃないだろ、お前…。
「ふーん…まぁ…べつにいっかなぁ…にゃふぅん…」
「(ゾクッ…)」
何か…背筋が寒い…
「そういえば…昨日学、帰り遅かったね?何かしてたの?」
「あぁ、友達とレストランで打ち上げやってた、夏休み記念に。その後は近くの公園でわいわいと」
「だめよ、夜は遅くなったら。不審者とか現れたら危ないでしょ?」
「うるさいなぁ…姉ちゃんには関係ないでしょ!」
「まったく…学も反抗期ねぇ…」
猫子があきれたように両手でメガネのツルを抑える。
「うるさいなぁ!別に姉ちゃんに…」
ガチャッ
そこにレオが入ってきた。
「学ぅ~…」
「あ…あぁ……れ…レオ…姉ちゃん!?何で…ここに……いるの!?」
青ざめる学に、レオが飛び掛った。
「ニャハハハハハ!!聞き分けのにゃい(無い)弟にはお仕置きニャァ!」
「イヤアアアア!!カンベンしてぇぇぇぇ!!」
「卍固めにゃぁぁぁ!」
「イダダダダダ!!痛い!痛い!!わかった!わかった!!ごめんなさぁぁぁい!!今度からちゃんと8時までには帰ってきます!!」
「にゃん!!」
「イデデデデデデデデデデ!!わかった!!7時!!7時ならいいでしょ!?夏休みなんだし!!」
「にゃおん…猫子ちゃん、どうかにゃ?」
「ん~、7時なら…OK」
「わかったニャ」
「はぁ…はぁ…!」
寝起きからにぎやかだなぁ…。
「きゅうん」
「文月ぃ、お腹空いたな」
「きゅん」
俺は文月に頬ずりした。
それから聞き分けのよくなった学は友達と約束があるからと言い、逃げ出すように出かけていった。
俺達は遅めの朝食を取り終え、今日について話し合う。
「今日こそ、宿題をやろうね、丈君」
「へぇ~い」
「く~ん」
「返事はハイ」
「はぁ~い」
「きゅん」
そこにレオが口を挟む。
「えぇ~、レオはジョウと遊びたいにゃぁ!」
「レオも、宿題あるんでしょ?なるべく早くやんないと、また大騒ぎになるわよ」
「嫌にゃぁ!レオは遊びたい!ジョウと遊ぶ!粉骨砕身で遊ぶにゃ!!」
「何それ、怖いぞ!?」
遊び終わったら死ぬんじゃないか?
たぶんレオが言いたかったのは『全身全霊』
それでも疲れそうじゃないか…
「 ダ メ !! ワガママ言わないの!!」
「むぅー!」
レオは不機嫌そうに頬を膨らませて、猫子はあきれたように眼鏡のツルを抑える。
俺は机の上に広げた宿題を見た。
数学
10枚のプリントの問題を全部終わらせる。
国語
百人一首をすべてノートに書き写す。
毎度お約束、読書感想文
理科
教科書を見ての期末テストの間違い直し
歴史
教科書内から気になった事件のレポート
出来と枚数によって加点
英語
期末テスト範囲に出てくる英単語、10回書き取り
美術
風景、または自分の周りにある物の絵
「なぁ、猫子…宿題ってこれで全部だっけ?」
「え?うん、これで全部よ?」
「……」
「遊びたいにゃ〜!レオとジョウと文月ちゃんと猫子ちゃんの4人で遊びたいにゃー!!」
レオはジタバタとソファーで暴れている。
(よし、頑張ってみるか)
「レオ、今日は我慢してくれ…猫子!!」
「はい!?」
「今日一日で美術と感想文以外全部おわらせるぞ!!」
「ええええええええ!?」
「そんでもって、明日からいっぱい遊ぶぞ!」
俺は宿題をつかみ、猫子の部屋へと駆け込んだ。
「……まったく…レオ、聞いた?今日一日、我慢してね」
「うん…あしたからいっぱい、遊ぼうにゃん」
「うん!」
猫子の部屋の大きな机を使い、その上で宿題をする。
その後は、とにかく必死になって宿題にかじりついた。
猫子に数学を解いてもらい、俺は写していたが、これは猫子は乗り気ではなかった。
「いい?丈君、本当は自分で解かなきゃダメなんだよ?」
「わかってるよ、でも…頼む。今回は…」
「…ふぅー、もう。丈君は優しすぎるのよ」
猫子はふふっ、と笑い、自分のプリントに答えを書いていった。
俺は教科書に載ってる百人一首を書き写す宿題をしている。
(俺…どうも写すって作業…苦手なんだよなぁ…)
多くの人は楽というが、どうも俺は苦手だ。
むしろ自分で考えて書くほうが好きだ。
レポートとか感想文とか。
苦手な写し…でもこの夏休み……レオと…いや、皆で楽しみたい!
だからこの苦手を一日で終わらせる!
文月は机の上に座り、俺がそのページを書き終えると、ページを捲ってくれる。
文月なりに手伝ってるつもりなのかな?
そして没頭する事数時間
百人一首を書き終え
数学のプリントを写して
理科のテストを直し
歴史レポートを考えて
英語の単語を終えて
「終わったーーーー!!!」
「ふぅ…お疲れ様」
俺は椅子に思いっきり体を預けて、猫子は伸びをしている。
猫子は俺と自分の宿題をそれぞれ分けて揃えた。
「感想文と絵は一日じゃ出来ないからね。これはまた別の日にやりましょうか」
「うん」
普段あんまり使わなかった集中力を思いっきり使ったから、一気に疲れがやってくる。
そして、ふと時計を見ると…
短針は8
長針は11
を指している
(もう8時かぁ………)
「8時!?」
20時である!!
夜なのだ。
「うわぁ…そりゃ疲れるわけだ…」
昼食をすっ飛ばしてやり続けてたのか…
そう言えばお腹が空いた…
「丈くん、今日も泊まってく?」
猫子は窓を開けて窓枠に腰掛けながら笑っている。
「あぁ…それじゃ、お言葉に甘えて」
「やった!」
立ち上がり、窓から外を見ようとした時、そこにある写真立てに目が止まった。
「ん?これは…?」
「あっ……」
そこに移っていたのは俺の写真だった。
(…あれ?でもこれ…学校の廊下?……あれ?)
「なぁ…猫子……この写真…」
「あ…あにゃは……にゃはは…」
明らかに動揺してる…
さらにその隣にある箱…コイツもなんだか怪しい…
「あ!!ダメ!!その箱は!!」
中には俺が無くした私物が…
「私の宝物ぉぉぉ!!」
「猫子ぉ!!テメエか!俺の上履き盗んだの!!それどころかこれ俺のハンカチじゃねぇか!!」
「だめぇぇぇぇ!丈君のエッチィ!」
「おかしいなぁ!おかしぃなぁ!!って思ったんだよ!昨日まで汚れてたハズの上履きが新品になって俺の下駄箱に入ってるしよぉ!お前の仕業か!」
「だってぇ、上履き無いと可哀想だし、だから変わりに新品に換えておいたの」
「お前いつから俺の事ストーキングしてやがった!?この上履きなくしたの1年生の2学期だぞ!?」
「入学式の次の日から♪」
「よし!今すぐ土下座するか俺のラリアット食らうか好きなほうを選べ!」
その後、お母様が呼びに来るまでプロレスは続いた…
丈1-0猫子
決め技
男の色仕掛け(シャツボタン外し)
続く




