俺達とショートストーリー
最近、更新と話作りに行き詰ってますので、以前書いておいたショートストーリーを上げます。
楽しみに待っている皆様には大変ご迷惑をおかけします。
ショートストーリーをお楽しみください。
【俺と登校と読書】
俺は川野丈、学校ではあんまり喋らずクールで通している。趣味は読書。特に小説は大好きだ。
小説は小難しい話よりワクワクするストーリー物が好きだ。
「……」
登校の時に、歩きながら読むこともしょっちゅうある。
「……」
そんな俺だがもちろん、前が見えるわけもなく…
ガツン!!
「お…おっ…おぉ……!!」
電柱や木にぶつかることもしょっちゅう。
全然クールじゃない丈だった…
【私と丈君と宝物】
私は鈴鳴猫子、人見知りだけど愛に熱い女の子、趣味は丈君!
そんな私の宝物は…。
「エヘヘ…えへへへへぇ~…」
宝物は…
「ハァ…ハァ…丈…くん…!ハァ…」
丈君の写真(盗撮)、これが私の宝物!
「そしてぇ~、コレもぉ~」
箱の中には…髪の毛、落としたハンカチ、上履き…全部丈君のなの…。
これを眺めたり、手にとったり、色々するのが、私の幸せの時間…。
「はぁぁ…だぁぁいすき…じょぉうぅぉぉぉ~~ジュルルル…」
「ゾクッ!(キョロキョロ)」
得体の知れない寒気に襲われた丈だった。
「姉ちゃん…」
姉に引く学だった。
【俺と星名と出番】
九流進、九流星名、丈の友達。
今日は二人ですごしているようだ。
[九流家、居間にて]
「ズズズ…」
「はい、お兄ちゃん」
「お、ありがと」
お茶を飲み、おやつを食べる進と星名。
「ズズズ…」
「ねぇ…お兄ちゃん…」
「何だ、星名」
「私達…もっと出番…あるよね…?」
「うん…きっとある…」
「ズズズ…お茶がおいしい…」
「今回…出番コレだけなんだよね…」
「しかたないさ…」
【俺と文月と昼下がり】
居間で丈が寝ている。
「Zzz」
「(あ、丈、お昼寝してる…)」
「ん…んぅ…」
「……」
お布団を取ってこよう!
トテトテトテ(階段を上がる)
グイグイ(タオルケットを引っ張る)
「キュッ」スタッ(ベッドに乗る)
ズルッ、ガシッ!(落ちそうになり、慌ててタオルケットを掴む)
「キュッ!」ポテッ(ベッドから落ちる)
ズルズル(タオルケット引っ張る)
トコ…トコ…トコ…(階段をゆっくり降りる)
スッ…スス…(タオルケットを丈にかぶせる)
「きゅうん」(丈と一緒にタオルケットに入って寝る)
そんな昼下がりのワンシーン。
【俺と光と膝枕】
大鷹書店、同所にある大鷹家にて
「……」
「眠いのぉ?」
今日はバイトが休みなのを忘れて、間違ってきてしまった。
それで光に誘われ、そのまま遊ぶという形になった。
今は光の部屋にいる。
「あぁ…ん…昨日、寝つきが悪くて…」
クーラーの効いた部屋で、涼しくなったら、何だか眠くなってきてしまった。
「少し寝るぅ?」
「ん…いや…さすがに悪い…」
「いいよぉ、寝ても」
「あぁ…そんじゃ…お前の膝でも借りようかな」
何言ってるんだろう…何か眠くって、自分で言ってる事が良くわからん…。
「いいよぉ」
「それじゃ…お言葉に甘えて…」
ポフッ
「膝の高さ大丈夫ぅ?」
「あぁ…いいよ」
撫でてくる光の手と、膝が温かくて、涼しい部屋だからその温もりがとても良い物になっている。
俺の腹の上では文月が丸まりながら寝ている。
今、俺幸せだ…。
「…何か邪悪な事が起きてる気がするわ…」
猫子は丈の写真を抱きしめながらそう呟いた。
【私と学と隠された趣味】
私の弟…学は…世間ではシスコンで通っているけど…私は知っている、学の本当の趣味を…。
「はぁぁぁ~…このたくましい肉体…たまらん…この引き締まった身体…まさしく…“男の中の男”」
学は同性愛者なのです。
しかも筋肉質だけで無く、顔も格好いい方が好みらしいの…。
「わ…私は姉として、“弟の異常”をどうすればいいの!?」
「お前が言うなあああああああ!!」
「キャッ!(ビクッ)」
俺のいきなりのツッコミに、光が驚きの声を上げた。
「夢か…」
「え?…寝言…?」
そのまま寝た俺だった。
続く
本当にゴメンナサイ、続き早く書き上げないと…。




