ついに悪の組織現れた!?
SNSで却子の正体がバレそうになったが、却子の魔法が成功した事によって事無きを得た。
ちなみに却子の魔法が成功したのは本当に偶然。
家でも却子は何回も魔法を唱えてるが、成功率は大体何百回に1回成功するかどうかだ。
逆に適当に魔法を唱えて成功するのはある意味すごい。
ただ失敗する度に被害被るのはどうにかして欲しいところ。
[大変ですー、なんか急に窓ガラスが割れてました]
[はぁ?お前がやったんじゃねぇのか?]
[違いますー、何でもかんでも私の所為にしないで下さい]
いつの間にか俺の部屋の窓ガラスが割れていたのを先程発見した。
却子がまたやらかしたのかと思ったのだが、却子のリアクションから察するにそれは違うらしい。
だとすると誰がやったのだろうか謎が深まるばかり。
[おーほっほ、ここにいたのですねマジカルピンティ]
[誰ですかあなたは!?]
突如高笑いが聞こえて来て振り向いたら黒い服を着ている少女がいた。
その少女を見た却子は過剰に反応した。
どうやら却子は彼女のことを知っている様だ。
彼女も却子の事を『マジカルピンティ』と呼んでいた。
という事はその名前が却子の本名なのだろう。
[やはりあなたは私の事を忘れている様ですね。それはそうでしょうね、あなたの魔法の使い方忘れさせたのはこの私ですから]
[!?]
なんと彼女は却子の『魔法を忘れさせた』と自らカミングアウトしたのだ。
確かに見た感じ彼女は色は違えど却子の魔法少女の時と同じ様な格好しているのでどうやら彼女も魔法少女なのだろう。
[思い出しました。あなたは悪の魔法少女マジカルブラッティですね]
[そうですわ、私こそがマジカルブラッティですわ。あなたの居場所がわかった今あなたを倒しますわ]
却子は彼女の名前を思い出した。
という事はそのマジカルブラッティという魔法少女が黒幕だったいう訳か。
そんな中マジカルブラッティという少女は意気揚々と宣言した。
このままではまずい。何とかしなければ。
[ブラッククラッシャー]
[[あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ]]
マジカルブラッティは一瞬で俺達に向かい魔法で攻撃した。
対処しきれずそのまま吹っ飛ばされた俺達。
[私の勝ちですわね]
マジカルブラッティはそう吐き捨ててその場を後にした。