表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人質の娘  作者: 青木りよこ
2/11

妻が何も聞かなかったので遂話してしまった。

厄介ごとはごめんだと思っていたが、引き受けた以上やり遂げるしかない。

休戦となるならそれでいい。

十五年と期限も限られている。

大事に育てるがいかなる意味を持つのかはわからないが、健康であったらそれでいいだろう。

贅沢はさせてはやれない。

我が国の財政状況は長きに渡る戦争の影響で厳しい。

十五年の間に再び戦う準備をしなければならない。

それにしてもどういうことか。

負けた方が人質を寄越すなら話は分かるが勝っている方が寄越すなど。

奴は何を考えている。

そもそも本当に奴の娘だろうか。

奴の娘という証拠もなければ娘じゃないという証拠もない。

あるのは奴の言葉だけ。


「私の娘を預ける。十五歳になるまで大切に育てろ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ