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斎藤実
⑥斎藤実
1936年2月26日、陸軍のクーデターによって暗殺(二・二六事件)
犬養毅が五一五事件で暗殺され、政党政治が終わりを迎えた。
次の首相として海軍穏健派で親英米派でもある斎藤実が選ばれた。
斎藤実は穏健派としてアメリカやイギリスとの関係改善に努力をし、軍縮会議などでも全権大使として出席した。
このような態度が陸軍軍部の反感を買い、二・二六事件の際は当時内大臣であった斎藤実も襲撃され、何十発もの銃弾を受けて死亡した。
事件の当日は本来ならば別荘にいる予定であった。
しかし、前日のアメリカ大使との夕食会で話が弾み、予定を一日ずらしたため、襲撃に巻き込まれてしまった。