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高橋是清

⑤高橋是清(第20代)

1936年2月26日、陸軍のクーデターによって暗殺(二・二六事件)


原因は軍縮の恨みである。


高橋是清は②の原敬の暗殺を受けて急遽総理大臣に就任した。

しかし、圧倒的なカリスマを持っていた原の後任をうまく果たせず、約1年で内閣総理大臣を辞職している。


しかし、大蔵大臣としては超1流であり、山本権兵衛内閣、原敬内閣、田中義一内閣、犬養毅内閣、斎藤実内閣、岡田啓介内閣において大蔵大臣を務めた。


(ちなみに、同時代には山本内閣、浜口内閣、若槻礼次郎内閣において大蔵大臣を務めた井上準之助というもう一人の天才大蔵卿もいる。彼は選挙運動中に血盟団というテロ組織に暗殺されたが、選挙運動中に暗殺された今回の安倍さんの事件は井上以来の事件である。)


高橋是清は世界恐慌中の世界でいち早く、日本の景気を回復させた。

その方法としては「ひたすらにお金を刷って、経済を回す」というものである。


紙幣の裏面の印刷すら間に合わないペースでお金を刷り続け、大量の消費を生み出した。

その際、軍部に対しても大量の軍備の増強を認めている。


しかし、景気が回復してくるにつれて、今度はお金を減らさなければならない。

それも当然である。あまりお金を刷りすぎるとスーパーインフレになってしまうからだ。

そのため今度は軍事費を減らした。


恩は忘れても恨みは忘れないのが人間である。

軍部は軍事費を減らした高橋是清に対して恨みを抱き、二・二六事件において襲撃され殺害された。


(ちなみに、高橋是清の自伝はとても面白い。おすすめの書である。)


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