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犬養毅

④犬養毅(第29代)(在職中)

1932年5月15日に、青年将校のクーデターで暗殺。(五・一五事件)


首相官邸において海軍の青年将校に暗殺された。

原因は政党政治への不満である。


アメリカから始まった世界恐慌は日本にも影響を及ぼし、昭和恐慌が起こった。

そして運が悪いことに、東北で大飢饉が起こったのだ。夏ですら肌寒く感じるという冷夏は、歴史的な米の不作をもたらし、農民の中には餓死者や娘を売る者まで出る始末だった。


しかし、政治は相変わらずの体たらくだった。

与党と野党が足を引っ張り合い、政治家は汚職に手を染める。


この現状を歯がゆく思っていたのが軍の一般兵たちである。一般兵は農村出身のものも多く、彼らは手紙等で実家がいかに大変な状況に陥っているのか分かっていた。そして、無策の政府に憤りを覚えていたのだ。


そんな彼らの純粋な怒りを悪用しようとしたのが海軍の青年将校である。彼らは、政党政治を終わらせて、軍による政治を行おうと企んでいた。


こうして、海軍の青年将校を中心にクーデターが発生した。

彼らは首相官邸の他、政友会本部や日銀、警視庁などを襲撃したが、人数的に限界があり、徐々に自主をするなどして収束した。


しかし、上記のような純粋な想いをもってクーデターに参加した兵士たちに対して、世論は同情的であり、首謀者を除いてあまり大きな罪に問われなかった。

このことが悪い前例となり、その後の226事件に繋がっていくことになる。


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