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第1章 3 チート持ち……?

「……」


「……」


「……では、1つだけ願いを言ってください」


「……怒ってます?」


「怒ってません。」


「いや、怒ってますよね?」


「怒っ……き、キレテナイッスヨ」


 これは笑ってあげるべきなのだろうか、ひと昔前に流行った気がするが。いやしかし……さっき俺の演技力のなさに気付いたしどうしよう。

 ……これは助け舟なのではなかろうか? この女神プリミエル・ドグマさんは頑張ったのではなかろうか。この真顔無愛想マニュアル女神は頑張ったのでは……。

 よ、よし、分かった。わかっ、ちょ、ちょっと目力強いですよ、女神さん、落ち着いてー。今から笑いますよー! 笑いますから、笑うから微笑まないでっ!

 目が笑ってないんですよあなた!! 怖い、ごめんなさい!すいません! 笑いますからやめてくださいっっ!!


「……あ、あははー……」


「っ!!」


「そ、それじゃあ願い事言いますね」


 なんかとっても嬉しそう! あの愛想笑いっぽい笑いで喜んでくれたのか。真顔だが目元が少し笑ってる気がする。

 よかった、てかちょっと気迫に押されて敬語になってしまった。どう修正しようかしら。まぁ、いっか。そんなことより願い事だ。

 さて、何がいいやら……魔剣、は赤ちゃんに転生するって話だしダメか。なんか能力系の方がいいのか……?

 うーん……魔法、はそもそも使えるような異世界なんだろうか。聞いてみるか。


「えっと、俺が行くっていうその世界って魔法とか使えるとこなの?」


「はい、バリバリのゴリゴリで使えますよ」


「あ、あはは……そうなのか」


 なんだろう、急にぶっ込んで来るようになったなこの女神。意外と芸が好きな女神なのだろうか。なんか犬だったら尻尾をぶんぶん振り回してそうなくらい嬉しそうな目だ。表情は真顔だから変わらない。俺は特殊なスキルを身に付けたらしい。

 まぁそれはいいとして、そうか。魔法は使えるのか。じゃあ、成長すれば自ずと使えるか……

 他には、身体能力の大幅な強化とか。

 ……大人を投げ倒す赤ん坊。木をへし折る赤ん坊。家を壊す赤ん坊。うん、怖いね。自分の子供が怪力だと想像するだけで恐ろしい。あっちでの俺の親御さんが可哀想に思えてくるからやめておこう。

 となると、俺の一番の問題点を改善するしか無くなるのか。そうか、その手があったか!

 不幸が消える俺。運が良い俺。最高に暮らせる俺。何不自由なく楽しく人生を送れる俺!!


「……これだぁぁぁぁ!!」


「……?!」


 急に叫び出したのでプリミエルがビクッと一瞬肩がはねた。ずっとすまし顔なのにちょっとビクッて。今のちょっとギャップ萌えだぜ!

 さっきは俺が叫んだ時にビックリしなかったのに何故だろう? あ、なんか取り乱す人が多いっつってたしな。そこには慣れてるんだろう。

 っとそれよりも。俺の一番の、一生涯の、これからの人生の為のお願いを伝えよう!!


「俺の運を、俺の運気を、高くしてくださいっ!!」


「……え……?」

できれば1日1話くらいで更新出来たらなと思っております。(不意打ちで2話更新もあるかも!)


私にも1話が長い小説が書ける!と思ってた時代がありました…

無理です。はい。なんで長く書けるんだろう?

きっと脳みそが凄いんだろうね、うん。

というわけで1話短めだと思うのですがよろしくです!

※不定期つってたやん!とのツッコミは鮮やかにスルーさせていただきます。汗


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