ブラウンとイアンとサマンサの関係
ブラウンとイアンはホワイトハウスで大統領護衛の任務についていた為、言葉を交わすことがあった。そしてお互いがかつてオーパーツの探索目的でオーストラリアに行っていたことも知れた。アメリカ側でブラウンが1番最初の部隊であり、イアンが3番目の部隊だった。2番目の部隊のみが3つのオーパーツを発見したのだ。
今回のタガールによるホワイトハウス襲撃事件は大統領の暗殺未遂とタガールの死亡で幕を閉じることができたが、被害は甚大だった。
その最中、イアンについての信じられない情報が世界平和機構にもたらされた。イアンはタガールと応戦中に両腕に重傷を負ったのだが24時間後に元に戻ったとの報告が上がってきたのだ。
左腕は燃え炭素化しており右腕は凍結し壊死状態。治療方法は両腕とも切断する以外になかったはずなのだが、治療する機会もなく放置されている間に完治したとのこと。
イアンはオーパーツ探索の最後の部隊の唯一の生き残りだ。何か関係があるのか。
その後、イアンの病院での精密検査では何ら異常は発見されなかった。
ブラウンはイアンがタガールを倒した後の意識がない状態を確認している。
両腕の損傷は見るに堪えがたく、生き延びるとは思ってもみなかった。
しかし、実際に生き返った。まるでサマンサが一気に成長した日のことと同じだ。
イアンの体にも何らかのオーパーツが入っているのではなかろうか。
ブラウンは親しくなったイアンを自宅に招いた。
ブラウンはイアンに聞いてみた。最後の探索の時、何が起こったのかを。
イアンもブラウンの人となりを信頼していたので、現地のヤーン族による襲撃により部隊が全滅し自分も殺されかけたこと。重傷を負いつつ崖から飛び降り、流れ着いた河川の洞窟で応急処置したあと意識がなくなり、気が付いたときには体が完全に回復していたことを話した。
ブラウンはイアンに尋ねた。「その時、何か金属片を見なかったか。」
「そういえば何か青白い金属片が洞窟の壁面に埋まっていた気がする。」
「それは回収したのか。」
「触ろうとしたら、指先から激痛がはしり意識を失った。次に目が覚めたら金属片があった場所には何もなく、体は怪我が完全に回復しており、追ってきたヤーン族3人を倒した。」
「そうか、きっとそれが5番目のオーパーツだ。」
「おれの体に5番目のオーパーツが入っているのか。そんな感じはないのだが。
それよりオーパーツは今まで発見されているのは3個じゃなかったか。」
「実は、1番目のオーパーツは私が発見した。正式名称はオーパーツ0。世間に公表されていない。サマンサがその能力を得ている。」
その後、ブラウンからサマンサの持つオーパーツ0による特殊能力について知らされた。
俺はサマンサを紹介された。非常にかわいらしい見た目20歳代の女性である。特に会話も動作にも違和感なく相性が良いのか初対面にもかかわらず非常に仲良くなった。また、サマンサが犬のジョンをかわいがっている姿は微笑ましかった。




