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エピローグ
イアンは無差別テロに遭遇した。休日の公園の広場でありサマンサとジョンも一緒だった。
若者が白昼に堂々とマシンガンを撃ち続け殺し回っていた。どうも薬物中毒らしい。善悪の判断も全く失くしているようだ。
周りには何も遮るものがなく、イアンはサマンサを庇って体に複数の弾丸を受けるしかなかった。弾丸の1発は心臓に命中しイアンは絶命した。オーパーツの再生能力は心臓には効かなかったのだ。無傷のジョンは、近くで心配そうに2人を見守っていた。
抱きかかえたイアンの絶命を知った瞬間、サマンサの体が光に包まれた。
サマンサはマシンガンを構える若者の前に現れ、すかさずマシンガンの発砲口に指を突き入れた。マシンガンが暴発し、若者と一緒にサマンサも吹き飛び死んだ。
イアンは目の前で起こったことがしばらく理解出来ないでいた。
やがて、サマンサの行動が何を意味するのか思い至った。
「自分を助けるために過去に戻り未来を変えたのだ。」
ブラウンとイアンは、なぜサマンサが死ななければならなかったのか独自に調べた。
そして、ついにイアンは国際平和機構のすべての事実を知った。あの時、オーパーツの能力を持つイアンとサマンサを始末する手はずだったことを。
その日、俺は“復讐者”になった。
終
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