表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

95/600

『98』

『98』


 瞬間移動で帰るとした時だった。

 街の中が騒がしくなってきていた。

 何かあったかな?

 まだ魔物がいたとか?

 騒ぎがあるなら、注意はいるので、俺は神経を警戒させた。


「何かあったかな。街の人が騒いでいるけど」


「ええ、人が集まっています。どうしたのかな」


 すると人ごみから一人の女性が現れたのが見えた。

 女性だ。

 しかも普通の女性ではないな。

 服装が一般女性とは違う服装。

 高貴な感じがした。

 しかも俺の方へと来るではないか。


「あなたがイフリートスを討伐してくれたのですか?」


「ああ、討伐したが。あなたは誰ですかね」


 俺の方に来た女性は誰かを聞いてみた。

 地位の高い感じがするが。

 今回の古城と関係ある女性かもしれない。


「申し遅れました。私はカイザール国で第一王女のナミュールと言います」


「王女?」


 王女と返事した。

 服装が高貴な感じがしたので、それなりの貴族の一族かと思ったら、貴族以上の国の王女だった。


「王女ってことは私と同じですよね」


「ナミュール王女ですか。名前は知っています」


 王女と言うことはアスカと同じで国王の娘だな。

 つまりは父親が国王となる。


「はい。でも王女がなぜこの古城に?」


「私は古城で古城の所有者の貴族に呼ばれて食事会があった。それは貴族と王家の交流もあって国王からも参加するように言われたの。そしたら古城に来たら、急に魔物が現れてしまい、古城に閉じ込められたの」


「えええ! 知らなかったわ。大丈夫だったのですか」


「はい、部屋に入れられて出れなかったのですが、魔物が居なくなり、その瞬間に部屋から出ました。私を誘った貴族も一緒に出ました、たぶん古城にいた魔物を討伐したので、私も出れたのです」


「それは無事で良かった、魔物はイフリートスだった」


「い、い、い、イフリートス!! あの凶暴な魔物だった!」


 どうやらナミュール王女はイフリートスまでは知らなかったらしい。

 名前を聞いて気絶しそうだな。


「そうですよ、イフリートスはロメーロ様が討伐したのよ。彼はイフリートスよりも強いのです」


 アスカが俺を紹介すると、ナミュール王女は、


「ロメーロ。ありがとう。私は助かりました。この件は父に必ず伝えます」


「父って、国王とか?」


「そうです、カイザール国国王です。私は娘ですので」


 カイザール国の娘だった。

本当にブックマーク、応援ありがとうございます!!


「面白い」と思っていただけたなら


ブックマーク登録と広告下にある【☆☆☆☆☆】に応援ポイントをお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ