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『93話 古城32』

『93話 古城32』



 街の中で戦闘したスライムサンダーとスキュラに関しては数多くいたのだが、解体は終わりになった。

 残りは古城にいたヒュドラ3匹とイフリートスのか。

 すると古城からアスティが来て、


「ロメーロ、何かやったか?」


「まあ、やったと言えばやったが」


 まるで俺が悪いことをしたかのような言い方だが、また俺が気に入らないことがあったか?


「イフリートスの解体作業をしていた途中に、一瞬で解体が終わった。解体した時間が消し飛んだ感じだ、お前が変なスキルを使ったとか?」


 変なではないが、いきなり変化があれば、そう思うのも無理はないか。


「器用富豪スキルだ。解体作業の速度を上昇させたから、一瞬で終わったのだ。速い方がいいだろ」


「いや、速すぎる! 速すぎていつ終わったかわからないくらいだ。ただ終わったからイフリートスの魔石や素材をロメーロに渡すよ」


 なぜ終わったか説明しても納得はしてない感じだ。

 もう理解できない。

 Aランク冒険者であるアスティでさえこの様だった。


 Aランク冒険者だから、驚かないかと思ったがAランク冒険者ですら、結果はFランク冒険者と同じだった。

 解体した魔石、素材類を俺に渡して来る。

 素材は数多くあるので雷光の団員で運んでくれた。


「イフリートスとヒュドラの解体をしてくれたのだな。魔石と素材はアスティが受け取っていい。俺は今回の魔石と素材はいっさい受け取らないとした。全部今回参加した冒険者に渡してくれ。俺はそれで不満はない」


「バカなっ、それで納得するのか。スライムサンダーとスキュラとイフリートスの魔石と素材を合計したら、とんでもない報酬額になるのだぞ。特にイフリートスは、恐らくはギルドの評価はA以上は確実、Sランク以上の危険度に設定するだろう。もしSランク魔物だったら、天文学的な報酬になる!」


 確かにイフリートスがもの凄い価値のある魔石なのは間違いない。

 グールマスターとオークキングのも金額は多額だったからな。

 となるとイフリートスがまた多額な報酬なのは予想がつくというもの。

 でも俺は前回にグールマスターとオークキングでの報酬で、もう十分に金額は持っているし、そこまで金に困っていない。

 必要以上の金は俺は興味なかった。

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