『22 魔王ブラーゼン』
『22 魔王ブラーゼン』
火傷治癒1000倍と外傷回復スキルで傷と火傷を治癒。
そして魔王の攻撃力やステータスを半減させることで俺が圧倒的に有利になった。
攻撃力の武器強化やクリティカルも上げたことで強化した。
魔王ブラーゼンはそのことに気づいていない様子で、俺との対戦においては致命的だな。
魔王獄炎破を防御した。
さっきよりも弱い魔法だった。
楽にではないが防御できたのは魔王には驚きだろう。
「今度は俺の攻撃だ!」
「魔王獄炎破を防御して、そこから攻撃だと!!! どうして出来るのだ。魔王の最大の魔王だぞ!!」
ズドン!
聖剣レーヴァテインを振り落とす。
最初に俺に見せていた余裕の笑顔を魔王から消えていた。
「うううううう!」
「聖剣レーヴァテインと魔剣では格が違うな。その魔剣では俺の相手にならないようだな」
「魔王最強の剣術である魔風波動剣で勝負だ。剣術なら負けない!!」
魔風波動剣で来るも、俺は剣術も1000倍に剣の武器も1000倍強化した。
そして防御力、魔力、体力を半減させた状態で俺の聖剣レーヴァテインを受けるとどうなるか、それを試そう。
魔剣と聖剣レーヴァテインが競り合う。
競り合って勝負がついた。
魔王の魔剣が弱いと判断できる。
魔王の体を数回切るとざっくりと切れた。
これは以前には出来なかった。
切られた魔王は苦しい顔になった。
「なな、なぜここまで強い、しかも俺の体力が減りすぎている。ロメーロがやったのか?」
「魔王の体力と魔力と防御力とか半減させた。だから今の魔王の強さは、そうだな、4魔戦士よりも弱いかもな。だったら俺が余裕で勝てるな」
「バカな!! 俺のステータスは魔王で防御しており見えないし、無効なはずだ」
「器用富豪スキルの方が、魔王のステータス防御魔王を超えたのだろう。簡単に減らせたよ」
やはり魔法でステータスを防御していたらしいが、器用富豪スキルが上だったので、無効にできた。
無効になったのはさすがに魔王も衝撃を受けていた。
表情が見たことない悲惨な顔だ。
初めて自分の死を実感した顔だ。
「うううううう! 俺の、魔王の、魔王の体に傷を。人族が俺の体に傷を。許せん」
「終りだな魔王ブラーゼン。人族をバカにし過ぎたのがお前の敗因だ。人族は強いんだよ」
魔王には勝てると判断できた。
すでに体力は半減させて、剣で相当に減らした。
残りの体力と魔力は少ないのは明らかで、それを魔王も知っている。
勝敗はおいておいてリアンの方が気になった。
モリアーナと対戦しているのを確認すると、モリアーナとリアンが激戦している。
ボーデンとクランクも健在だった。
俺が急戦しなくても大丈夫そうで良かった。
あとは魔王を討伐するだけだ。




