『15 4魔戦士』
『15 4魔戦士』
ただ4魔戦士も焦っている。
攻撃をしかけても、圧倒できないし、アスカは体力は減らないからだ。
「どうなってんだ!! 魔剣ブリザードで切っても切っても、アスカとロメーロは体力が減らないぞ!! おかしいぞ」
「私の石の土魔法もそうよ。何度も何度も打っても効いてないのよ!! 防御力が強すぎるのよ。体力が減ってない感じだわ!!」
「それがロメーロ様のスキルよ。器用富豪スキルを私も付与されています。あなたの魔法も効果が激減されていますのをやっと知ったのね」
「器用富豪スキル? まさかあの伝説のスキルをロメーロが使えるの? だとしたら納得できる。ロメーロの強さの秘密が」
「俺の器用富豪スキルを聞いたことがあったか。だがそれを知っても遅いな。すでにウンターヴェルト魔法の弱点は読めているし、魔剣ブリザードの欠点もつかんだ。俺から攻撃させてもらう」
「ふふっふ何を言っている。確かに器用富豪スキルは伝説だが、ロメーロが強いわけではないとわかった。逆に言えばロメーロは最弱だといえるよな。アレンカーよ、ロメーロは弱いし器用富豪スキルに頼っているだけだ。一気に討伐だ」
「わかったわ、ウンターヴェルト魔法、最高魔力で放つわ!!!!!!!!」
「魔剣ブリザードを最高限度に上げる。ここまでさせたのは誉めてやろう、だがロメーロは死ぬしかない。最大限魔剣ブリザードだああああ!!!!!」
今までにない魔力がアレンカーから出る。
魔力を最高にして魔法を放つようだ。
そしてミシュリフも魔力は最大になっている。
魔剣ブリザードを最大限にしていて、次が最後の攻撃になる。
完全に次の攻撃で俺を倒すと決めたようだ。
だが俺もやられるわけにはいかないので、攻撃に出る。
聖剣レーヴァテインで切る。
ドスン! ドスン! ドスン!
「うううう! ぐああああああああ!」
「ぐううううう、切られたああああああ! なぜ、私の魔法が」
「俺の聖剣レーヴァテインが上だっただけだな。それに攻撃力は1000倍だ」
「1000倍!!」
「くううう、魔剣ブリザードが負けるはずはないのだ!!!」
「無駄だ、その剣で俺は切れない」
ドスン!
ミシュリフを切る。
致命傷になったのは確実な手ごたえ。
「ミシュリフを、よくも切ったな。私の魔法は負けない!!!!」
ドスン! ドスン!
アレンカーの土魔法がくるも、全て撃ち落としてしまう。
剣術が上回る。
石を落下させてから残ったアレンカーも切る。




