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『13 4魔戦士』

『13 4魔戦士』


「アスカ、危険だな。よく戦えたよ褒めてあげるよ」


「ロメーロ様のスキルがあるから戦えた。だけどこの4人は強いのは本当です」


「俺も4魔戦士と戦うから心配はない」


 アスカがよく耐えていたなと思うし、オリオンとハニーも死んでいないのは驚きだった。


「おいおい俺が居たから助かったんだよエルフのアスカは。勇者の俺が居るからだぜ」


「よく死ななかったな、アスカがいたからだと思うけどな」


 アスカに助けられていた部分は大きいだろうけど、オリオンは自分の活躍と思っているあたりはオリオンらしいか。

 ハニーが回復魔法はしているようだった。


「油断したなエルフ。魔剣ブリザードを受けろ!!」


 ミシュリフが剣でアスカを襲う。

 アスカは油断はしてなかったが俺が来て、少し気が緩んだのはあったかもだった。

 魔剣ブリザードは剣術。

 かなりの剣術のレベルだった。

 アスカは受けきれずに切られる。


「ううううううう!!」


「アスカ!!」


 俺は直ぐにアスカに接近してミシュリフと戦うことでアスカを防御。

 ただ物理防御100倍にしてあるので、即死はない。


「大丈夫か」


「はい、ちょっと流血しただけです。戦えます」


「魔剣ブリザードを受けて生きている。エルフは強いが、俺の相手ではないな」


 ミシュリフは大きなことを言うが強かった。

 聖剣レーヴァテインで防御しても魔剣ブリザードは強いな。

 聖剣レーヴァテインで防御しなければ、ダメージを受けてしまうだろう。

 剣士としては上級なのは間違いない。


「私はアレンカー。ウンターヴェルト魔法で殺してあげます!!」


「土魔法か。石の数が多いな」


 今度はアレンカーという女魔族の魔法。

 土魔法で大量に石が飛んできた。

 石に当たればダメージを受けるので、聖剣レーヴァテインで石をすべて切り落とす。

 しかし全部は無理だった。

 数が多いからだ。

 その為俺とアスカは石を受けてしまう。


「うううう!!」


「石が!!」


 ダメージはあった。

 聖なる鎧があるし、魔法防御もしてあるからダメージ量は少ないかな。

 ただアスカはどうかというと、俺よりも体力は減らしている感じだ。

 石のダメージを受けるのは危険だな。


「あははは、私のウンターヴェルト魔法を全部は防御できまい。いくらロメーロでも不可能だ。このまま死なせてあげます、ウンターヴェルト魔法!!」


「ふふふふ、魔剣ブリザードも忘れるなよな!!」


 2人の魔戦士は強いな。

 Aランクパーティーなら2人で即死だったな。

 防御できないことはないし、アスカも戦えそうなのは良かった。

 問題は残りの2人の魔戦士。

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