『09 王都決戦』
『09 王都決戦』
「おいそこのモリアーナという女、俺を忘れるな」
「誰だ、知らない?」
「大賢者であるボーデンだ。エピック国で最強の知性と武力を誇る」
「おい武力は俺が上だぜ、俺はクランクだ。最強の防御力がある」
「私は僧侶ハニー、国内で最強の支援系ね」
「そして俺が勇者オリオンだ。誰が相手かな、魔王か?」
勇者パーティーが挨拶をする。
あいかわらず怖いもの知らずだな。
魔王にもひるまないか。
「ふふふ勇者パーティーが今さらなんだ。戦力外だお前らは。それよりもロメーロの仲間は誰だ?」
「私はアスカ、エルフ国の王女です」
「リアンよ、聖女で大神官もしてます」
「エルフと聖女か。戦力外だろう。ただオネストがいないのは知っているぞ、もうオネストは出て来れないとな。あれは強いのは認めるがいなければ怖くはない」
オネストについて知っているか。
最近の戦いに出てこないのもあるし、オネストが戦いに参加できないのは合っている。
そこも知っていて来たわけか。
そうなると最近毎日のように攻めてきたのは、それを試したのか。
「毎日魔族を送り込んだのはオネストの状況を知るためだったか。出てこないのを見て、もうオネストが戦えないと判断したか」
「その通りだ。オネストがいない、ここで決着をつける。結果は魔王の俺が勝つけどな。さあタイタンよ、好きに暴れていいぞ」
「ふふふふ、俺が暴れたら王都は粉々になってしますぜ」
タイタンの大きさは城よりも大きい。
魔王の合図で動き出してきたので、危険である。
踏まれたらそこで終りだ。
スキルを開始する。
先ずは俺にスキルを。
「器用富豪スキル、体力1000倍上昇スキル」
『器用貧乏』体力増やす Fランク
↓
『器用富豪』体力1000倍上昇 SSSランク
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「器用富豪スキル、物理防御力1000倍上昇」
『器用貧乏』守り Fランク
↓
『器用富豪』物理防御力1000倍上昇 SSSランク
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「器用富豪スキル、物理攻撃力1000倍上昇」
『器用貧乏』打撃 Fランク
↓
『器用富豪』物理攻撃力1000倍上昇 SSSランク
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「器用富豪スキル、魔法防御1000倍上昇」
『器用貧乏』魔法壁 Fランク
↓
『器用富豪』魔法防御力1000倍上昇 SSSランク
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「器用富豪スキル、速度1000倍上昇」
『器用貧乏』小走り Fランク
↓
『器用富豪』速度1000倍上昇 SSSランク
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通常よく使うスキルを使った。
大量に多重スキルを使うのは控えたのは、アスカとリアンの2人にも付与するのを考えたからだ。
これだけの相手の戦力があるので、俺だけで王都を守るのは不可能だろう。




