『05 モリアーナ』
『05 モリアーナ』
スカイハイ側はモリアーナを下に見ていた。
魔族との戦闘も経験していたから、怖くない。
「斬撃!!」
「スナイパーショット!!」
「フレイムビーム!!」
「衝撃重力覇!!」
50人もの団員がいっせいにモリアーナを攻め立てる。
攻撃の量もレベルが高い。
団員のレベルは全員がハイクラスのレベル。
Bランク魔物も討伐可能な団員も多く在籍しているので、モリアーナは絶対的に苦境と思われた。
「なにいいい! 効かない!!」
「あれだけの攻撃が効果なしです団長!! この女強いです!」
強いのは当然だった。
魔王のナンバー2という地位だった副官ゼノを処刑した実力があるのだから。
Aランクパーティーになりたての攻撃は効かなかった。
「私はモリアーナ。今日は魔王様も来ている。エピック国を完全に支配します」
「魔王ブラーゼンもか! ギルドマスターに知らせろ、早く王都に通報だ。魔王が来ると!」
「王都に教えても同じよ。どっちにせよ制圧しますからね、シャドウハーツです!!」
「あわあああ、魔法だああ!」
「あああああああああ!」
「ああ、なんだこの強い魔法は! 危険過ぎる、見たことねええ!」
シャドウハーツによって50人の団員は全滅した。
国内に数個しかないAランクパーティーですら、この状態であった。
モリアーナは攻撃を1回で終わらせると街を制圧し、ギルドマスターに命令して王都に知らさせた。
王都を混乱させるためだった。
4魔戦士はモリアーナとは別の街に出る。
この街でも魔族が本格的に制圧を開始。
街の冒険者は駆逐されて、魔族が圧倒する。
ここまでの支配は近年はなかった。
過去には魔王の侵略はあったが、過去の話だったから住民は安心していた所に来たのだ。
ギルドマスターも戦闘に行く。
現役を引退したけど現役時代は最強の槍使いと言われたほどだった。
「おおおおお、ギルドマスターが直接戦うぞ。もう大丈夫だ。マスターは負けるわけない」
「マスターは有名なAランクパーティーの冒険者だった。絶対に勝てるぞ!!」
住民はギルドマスターの登場に期待する。
4魔戦士は強いが、マスターの方が強いと。
しかし結果は逆。
「がああああああああ! 強い! 一人でも強いのにそれが4人も来たのか」
ギルドマスターはいとも簡単に負ける。
4魔戦士の足元にも及ばない。
それもそのはずであったのは4魔戦士は魔王軍将軍のイフリートスやオークキングと同等のレベルだったから。
そこらの魔族と同じと思っていたのが失敗だった。
ギルドマスターの失敗は、まさかそんなのが4人もくると予想すらしてなかった点。




