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『03 魔王』

『03 魔王』


 魔王達は魔族国から転移魔法陣にてエピック国に到着。

 エピック国の王都からは距離がある中都市。

 多くの人が住み、治安も良かった。

 王都では魔王が出現したり危機が迫っていると聞いていて不安はあったが、国が救ってくれると信じていた。


「あ、あれは、何だ?」


「凄いバカでかいのが立っているな、しかもこっちに向かって来るぞ! あれは魔族だぞ、巨人の魔族だああ!」


「きゃああああ!」


 巨人の魔族とはタイタンだった。

 タイタンが突然に出現すると、街に接近する。

 街の人はタイタンを見て直ぐに冒険者ギルドに知らせると、ギルドマスターは直ちに全冒険者パーティーを向かわせた。

 見たこともない巨人。

 住民は混乱して逃げ惑う。


「我はタイタンだ。街は制圧する。抵抗しても無駄だ」


「た、タイタンだと。伝説のタイタンが街に来たあああああ、終りだああああ!」


「大丈夫です、俺達冒険者パーティーがタイタンなど封じます」


「おおおお、あなた方は山のホライズン!! Aランクパーティーが来てくれたああ!」


 Aランクパーティーであり街で信頼されたパーティーが山のホライズン。

 実力は知られている通りで、国内でも最強のパーティーにも数えられる。

 さらにBランクやCランクパーティーも合流した。

 数でも断然に多い状況となる。

 その山のホライズンメンバーがタイタンに立ち向かうので、混乱は静まった。


「タイタンよ、山のホライズンが相手をしよう。この街は絶対に制圧はできない」


「ふふふふ面白い、Aランクパーティーがどの程度か戦えばわかるもの」


「1匹で来たのは失策だったな。さすがに1匹では我らには冒険者パーティー軍団には勝てないだろう!」


 タイタンにいっせいに攻撃を開始。

 剣での攻撃で足は切りつけられる。

 遠距離から上半身に向けて攻撃魔法も向かう。

 火、水の魔法が腕や胸に命中。

 立っていると迫力があるけど、ただの大きな魔族に見えた。

 タイタンは立っているだけなので、剣術の部隊は強気で行く。


「ははははは、タイタンは伝説的な魔族。しかしそのタイタンよりも俺達は上だ。タイタンは何もできないぞ。攻撃を緩めるな!」


「余裕で倒せるぜ!」


「タイタンの肩に登った! 首を切るぞおおおおお!」


 首を切る瞬間。

 タイタンはそいつを手で掴む。

 タイタンからしたら小動物の大きさだった。

 掴むと手で握りしめる。


「うわああああああああああ、潰れる!!!!!!!!」


 助けを求めるも簡単に潰される。

 あっけない瞬間だった。

 山のホライズンは仲間が潰されて憎悪する。

 絶対に仲間のかたきを取ると。

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