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『02 魔王』

『02 魔王』


 ミシュリフは3人に囲まれ防御した。

 一方的に攻められる。

 相手の魔族は魔王軍でも将軍に認められるほどの力はあった。

 我こそは魔法軍の将軍になると発言していた。

 それだけに攻撃は迫力ある。

 ミシュリフに火魔法を喰らわす。

 爆発が起きる。

 爆音が魔王城の周辺にまで届く。

 ミシュリフは死んだと思われた。


「もう死んだかよ、やっぱり弱いなミシュリフ」


「俺が弱いって?」


「い、い、い、生きている!」


「俺をこの程度の火魔法で燃やすのは無理だな。強いってのをわからせてやる、魔剣ブリザード!」


「氷!!!!!」


「ひぇえええええ、凍る!!!!」


 魔剣ブリザードというスキルで切りつけると3人は一撃で凍ってしまい、粉々になった。

 一瞬で勝負は決まりミシュリフの勝利。


 トルカータは数人に攻撃される。


「おいトルカータ、てめええさ、前から気に入らなかったんだよ。弱いくせに魔王様に認められるつもりか、ふざけんな!」


「殺しちまえ」


 トルカータは攻めると何度も切られ流血した。

 流血するけれど相手の人数が多すぎて守備になる。

 さすがに苦しくなり後退したが、


「やはり弱いな。トルカータをひと思いに殺してやろうぜ!」


「殺せえええ!!」


 打撃を連続で受けるしかなかった。

 襲っていた魔族は勝ちを確信した時、トルカータは魔法陣を作る。


「魔法陣を!」


「魔王様に認められるのは俺だ。雷撃魔法!」


「あわあああああああ!!」


 トルカータの頭上から雷が落下し、大打撃が起きた。

 数名の魔族は真っ黒になる。

 トルカータの魔法が圧勝した。


 マレオースは女の魔族。

 追い込まれていた。

 すでに体は流血しており、呼吸も荒い。


「へえええ、良い体しているなマレオース。俺が可愛がってやろうか」


「私を? 助けてくれるの?」


「いいぜ、助けてやる、触らせろ、へへへへへへ、おおお、いい体だ」


 魔族はマレオースを追い込み動けなくすると、体を触った。

 女性のマレオースは胸は大きくて魔族たちに触られるのを耐える。

 耐えるのは屈辱感があったが、マレオースは高揚感もあった。

 それは自分の体で快感を得ているのと同時にそいつらを殺す快感も得られるから。

 触られる快感と殺す快感を同時に味わう。


「ルナールソードで死になさい、愚かな奴らよ」


「はあああああああああ!」


「へええええええええ!」


 マレオースの胸やらを触りつつ切り殺されたことで戦闘は終わった。


 アレンカーも女魔族。

 残った魔族を一人で相手にする。


「ウンターヴェルト魔法で終わりにする。私と戦ったことを後悔しなさい。負ける運命になったのです」


「あぎゃあああああああ!!」


 ウンターヴェルト魔法は台地を揺らして割れ目の中に落下させてしまう魔法だった。

 これで魔王の前に4人の魔族が残ったことで戦いは終了。

 モリアーナが宣言する。


「残ったのはあなた達4人。やっぱりって感じですか4魔戦士。エピック国に行くのを許可します」


「ありがとうございますモリアーナ。我々でロメーロを粉砕します」


 4人は4魔戦士と呼ばれていていた。

 魔王軍には入っていなかった。

 活動は魔王ブラーゼンによって制限されていたのはジャミロと同じ。

 それは魔王が見ても驚異の能力を持っているし、4人が合わされば魔王ブラーゼン一人で勝てる保証はなかったのが理由だ。


「4魔戦士が残ったのは予想していた。俺と一緒に来い。タイタンとモリアーナも来い。エピック国に終焉宣言する」


「はい魔王様」

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