表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

571/600

『26 勲章』

『26 勲章』


この差はなんなんだと考えると、付与した人の差に影響しているかな。

 みんなは俺に好意的であるのに対して勇者パーティー4人は俺を邪魔者扱いした差だと気づいた。

 俺に敵意に近い感情があると、その人は落ちていくのは偶然かどうかな。

 国王の話は終えてガブレラ神とオネストが登場した。

 住民達は神様登場に感激する。

 特にエニシャルは聖職者であるので大感激するのは当然か。


「よくやったぞロメーロ。今回は危ない場面もあったな」


「ああ、ジャミロはデスサモナでアンデッドを吸収したらとてつもなく強くなった。あのまま強くなったら魔王を超えていたよ。ただバカだったので助かった」


「討伐したのは成長があったからだな。俺の訓練の証だろうよ」


「オネストも影響あるけど、みんなが俺に付いている。器用富豪スキルは仲間が増えるのはなぜかな?」


「器用富豪スキルは使い方によって大きく差がある。使う人の資質が問われるんだ。ロメーロは器用富豪スキルを使って仲間を増やせたのはロメーロに人望があったんだ。魅力がなければ器用富豪スキルの力を完全には発揮できない。完全に発揮させているのは出会った人が恵まれている証拠だ。器用富豪スキルの使い手の素質がある」


 ガブレラ神は俺の素質があると。

 自分ではわからないけど、器用富豪スキルには素質が問われるらしい。

 今のところは俺は器用富豪スキルに嫌われてはいないのだな。

 ガブレラ神が登場して王都の人は涙を流す人も続々と出る。

 そんな崇拝されるようには俺には見えないけどな。

 そこらのジジイにしか思っていない。

 



 城にて。

 国王の城にてみんなに国王から表彰されるとなったので城に行った。

 着替え室でリアン達はドレスに着替えるとなった。


「ドレスなんて初めて着ます。似合うかしら?」


「似合うわよ、ユンナはスタイルいいし」


 ユンナやレモン、ブルレスカにエニシャルも着替える。

 混浴しているから裸は見てはいるけど、こうして下着姿になって着替えるのを見るのは恥ずかしい。

 俺は目のやり場に困る。

 なぜ俺は別室ではないかというと、同じ部屋でいいとリアンが決めたからだった。

 ナミュール王女は着慣れているっぽい。


「ナミュール王女は王女ですから似合いますよ」


「ありがと、ドゥーラも綺麗ですわ。ロメーロが見ていますわ」


「ロメーロが見てるなんて困る、見ないでよ」


「悪い悪い、見ないよ」


「私も言っておきますが王女ですので。着慣れていますのよ」


 アスカのドレス姿は決まっていたのは確かだった。


「エルフ国の王女ですものね、さすがです」


「ロメーロ様との結婚式にもこれを着ようかしら、どう?」


「ええええ!!! 結婚するの!! アスカとロメーロは」


「決まってないよ」


 俺は否定した。


「恥ずかしいから、決まってないと言っているだけです。私とロメーロは結婚します」


「私もこのドレスで結婚したいわ」


「ナミュール王女も! 凄い人気です」


「まさかリアンもですか?」


「リアンは違うわよね、聖職者として生きるのだから、教会の人と結婚するのよ」


「ロメーロが、良ければ、いいかなと」


「ええええ!! あの大神官リアンまでも結婚を求めるの! ロメーロは困りますね」


 こんなに多くの女性の下着姿は初めて見る。

 ドレスに着替えると国王の部屋で授与された。

 みんな緊張していたが、光栄ですと感激されていたのを見て俺も感激する。

 これで魔億が滅んでくれたら一番いいのだが、滅びないのが悩みである。

 連日のように毎日魔族と戦闘がある。

 休みなしの毎日は続きそうだな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ