『12 ジャミロ』
『12 ジャミロ』
アスカやリアンがアンデッドに食べさせてくれて、おかげでアンデッドの数は大幅に減ったな。
その間俺は瞬間移動スキルで農地と王都をい木木し、実を運んだ。
農地ではレモンが木を伐採して集めて、ピチュとダンが収穫する。
ナミュール王女に割ってもらったのを運んだわけだ。
「ユンナ、ルブラン、ドゥーラも来てくれて助かった。アンデッドがもういなくなった」
「アンデッドから戻った人が喜んでいます。そしてお手伝いをしてくれているんです。だからアンデッドが少なる速度が早まってます」
よく見ると街の人もアンデッドに食べさせている風景が見えた。
王都の人が一体となっているな。
「ユンナありがとう、王都で最高の建築師のユンナが助けてくれたぞ!!!」
「私は牧畜師ルブランさんが助けてくれました!!」
「俺は大神官リアンが戻してくれたよ!!」
「ロメーロのおかげで助かったさ、王都の英雄だ!」
「皆さん戻れて良かったです。俺はそれで十分です」
街の人が協力してくれると、王都の中にいたアンデッドは激減。
あれだけ居たのが嘘みたいだ。
魔族がどこにいるかわからないけど、この状況は予想してなかったと思う。
俺もどうなるかと思ったけど、みんなが協力して乗り越えられそうだ。
俺一人の力では大したことないけど、協力すると大きな力になる。
このまま問題はなくなるとして、問題は魔族だろうな。
香辛料を持ち込んだおかげでアンデッドになった。
そいつを始末しないと面倒は同じだ。
絶対に討伐だけど、どこにいるかは不明。
いまだに姿は現さないのは手が打てないな。
「全員が戻ったわね、アンデッドは消えました」
「安心です」
「あれ、見てください。まだ一人だけアンデッドがいます。食べさせてあげましょう。これを食べてね」
「うう、来るな」
「おかしい、食べてよね」
「向こうに行け、エルフ」
アスカが実を食べさせようとすると凄く抵抗した。
他のと違い抵抗は激しいし変だな。
「食べなさい!!」
「うるせえ! エルフは嫌いなんだよ!!」
「このアンデッドはアスカをわかっていて会話もできる。他のアンデッドと違う。ロメーロがやってみてよ」
アスカの代わりに俺が食べさせてみてと。
でも怪しいのがあるので、ちょっと試してみるか。
聖剣レーヴァテインで脅してみるとした。
「このアンデッドは食べないから切るしかない。切るぞ」
「止めろ、切るな!!」
「やはり魔族だなお前は?」
「ちぇっ、バレたか。そうさ俺は魔族ジャミロ。もう少しでエピック国は制圧できたのに。ちくしょう」




