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『28 領地を作る』

『28 領地を作る』


「もちろんいいと思う。レモンに言っておくよ」


 木を使えば材料として使えて木の道ができるそうだ。

 ユンナに任せるのは過去の実績からして大丈夫だろう。

 レモンの伐採した木は大量にあるし、加工すれば道の材料になるとか。

 そこは俺も気づかない発想の豊かさだった。

 こうして伯爵の領地に仲間が来て協力をしてもらい、ドゥーラは無事に変更のある地図を新たに作成した。

 みんなの作業も終わり伯爵の屋敷から伯爵に見てもらった。

 実際に地図と修復して作った領地を見てもらう。


「なんだああああああ、綺麗な道ができている。いったいいつ作ったのだい!!」


「ユンナという建築師が作りました。タイタンが暴れたので山や平原は荒れてしまった。そこで俺の仲間が来て修復したのです」


「ユンナ?? まさかユンナって、王都最高の建築師のユンナですか!!」


「たぶん私のことです」


「王都の情報は耳に入る。凄い天才建築師のユンナと聞いていた。素晴らしい造りです、ロメーロの仲間でしたか。道はできているし、穴が開いていたのも見たけど無くなっている」


「穴は彼女が修復した。農民ピチュです」


 伯爵はユンナを知っていて驚いている。

 名前は聞いていたらしい。


「農民の彼女が修復したのですか。あれだけあった巨大な穴が綺麗になっている。待てよ、もしかしてピチュですか。最近になって神の農業とまで呼ばれる農民の、あの農民ピチュ!!」


「そうですね私しかピチュはいませんから」


「ピチュの農作物は美味しいですよ。私達も好きです」


「あのピチュでしたか。今度私も伯爵として農作物を買いにいきます」


 伯爵はピチュは神様扱いにまで成長していた。

 凄い評価だな。

 俺まで嬉しくなる。


「私は木こり師レモン。そして私がここに木材を置きました。山で折れてしまった木がいっぱい出たの。それを伐採加工して持って来ましたので薪として火を使うときに使ってください。ユンナの道もこの木を使っていますね」


「えええええ~~~、こんな大量の薪をどうやって作ったんだい、信じられないぞ!!!」


「私が一人で山から運びましたけど」


「レモンは女の子だよね。常識が通じないのかロメーロの仲間は。薪は使うから感謝する」


「私は採掘師ブルレスカ。山は綺麗に修復しました。山を修復する時に大きな鉱石を発見したの。そこで私が掘り起こしたら、レアな鉱石でした。その石を粉砕してここまで運びました。売れば大金になること間違いなしです」

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