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『22 伯爵の屋敷』

『22 伯爵の屋敷』


 オリオン達は屋敷を去った。

 領地にある山などを調査するらしい。

 伯爵は嬉しそうに言う。

 完全にオリオン達に信頼を置いている感じに。

 屋敷の護衛も勇者パーティーと知り感激しているしな。

 まあ、俺としてはタイタンから領地を守れたし王都にもいかないので、任務はしたと思う。

 オリオン達のように評価されたいとも思わないからこれでいいか。

 ようは平和ならそれでいいのだ。

 俺の評価はどうでもいい。


「それにしても失礼なオリオン。リアンに執拗に追い求めてくるわね。なぜこの領地にいたのかしら」


「私もうんざりよ。だけどオリオンの強さは変だった、私から見てもおかしい。もしかしてロメーロがスキルを付与したとか?」


「付与したよ。オリオン達はキノコを取りにこの領地に来ていたらしい。そしたらタイタンが動き出して、タイタンから降りれなくなった。降りてからタイタンと戦闘になるけど、やる気があるので俺がスキルを付与した。それでタイタンを追い返すのに成功した」


「やっぱりね、離れて見たけど強いと思ったもの。ロメーロが破滅の団にいた時と同じだった。だからわかったわ。オリオンはロメーロに付与されたのを知らないし、理解していないで、自分の力でタイタンを追い出したと思っているんだわ、バカね」


「えええええ~~~、いくらなんでも気づくでしょう!」


「それが気づかないのが破滅の団の4人だった。俺もショックだった。俺の器用富豪スキルを理解してくれると思って付与したのに、まるで知らない顔だもんな。まあ今は王都に帰ったと思うけど、付与したスキルは解除する。必要ないからな」


 俺の負担になるだけなので、解除させてもらう。

 楽になったな。

 4人に戦闘スキルを多重にしたのは久しぶりだったけど、俺も大変だった。

 報酬も伯爵から得て満足で王都に帰ったのだろう。

 この後は俺はどうするかな。

 ここに来たのは伯爵から領地がおかしいから新しい地図を作ってということだった。

 原因はタイタンだったのははっきりしたので、問題は解決しているな。

伯爵に聞いてみると。


「タイタンが原因でした。領地の異常な地形は元に戻ると思いますが、どうしますか?」


「タイタンがいなくなって領地が元に戻り良かった。ただ見たら領地の多くはタイタンによってめちゃめちゃに破壊されてしまった。古い地図は役に立たないくらいに。そこでもう一度新たに作成してくれないか。もちろん報酬はだす」


 確かに地図は役に立たない酷い状態になっていた。

 タイタンが暴れまくったからだ。

 ただ俺は地図は作成できない。

 作成できるのはドゥーラ。

 彼女に聞いてみたい。

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