表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

534/600

『19 タイタン』

『19 タイタン』


「今度はエピック国最強の突進をみせよう!!」


「ぐうううううう、なんという強い突進。勇者パーティーとはこれほど強いか。面白いぞ」


 クランクにも物理攻撃1000倍を付与したので体当たりは強烈だった。


「大賢者の魔法もあるぜ巨人。ストーンブレスト!!」


 石がタイタンに向かって放たれる。

 何発もの石。

 普通では下級魔法であるストーンブレストも、魔法攻撃1000倍なら上級魔法を超える。

 凄まじい威力だな。


「おおおおおお~、賢者とは人族では最強に魔術が使えるという賢者もいるのか」


 タイタンは魔法を受けて倒れそうになる。

 以前に俺がオリオンの破滅の団にいた時を思い出す。

 今と同じ光景だったのを。

 俺が器用富豪スキルを付与していたんだ。

 そして破滅の団はSランク認定にもで急上昇した。

 あの時のまま破滅の団は快進撃を続けると思った。


「見たかロメーロ! 破滅の団の実力を!」


「ああ見たよ。いい攻撃だ。もっと行ってくれ」


「タイタンに勝てるぞ。俺たちはタイタンにかてるぞおおおお!」


「もっと押せええええクランク!」


「ストーンブレストで粉々にしてやろう!!」


 3人の連携攻撃が続くとタイタンは苦しくなった。

 その間に俺も聖剣レーヴァテインで攻撃を緩めない。

 4人の器用富豪スキル1000倍攻撃はさすがにタイタンも後退するしかなくなる。

 圧倒的に押している。

 しかし俺も苦しいのは一緒で、あまりにも多重スキルをしたので苦しい。

 遂に俺は立ってられない状態となり、座り込んでしまう。

 立ってられないな。

 まあ、後はオリオンがやってくれるのを期待する。

 俺が戦線離脱するもオリオンは攻撃を緩めないでしてタイタンは、ひざをついてしまう。


「ふふふふふふ、久しぶりに人族と戦ったが、面白い戦いだ。今日はこの辺で下がろう」


「おい、逃げるぞタイタンは!」


「逃げるのかよ、俺が勇者パーティーオリオンだ。魔王に伝えておけ!」


 なんとタイタンは想定外の行動に出る。

 山の奥に後退していくと消えてしまったのだ。

 苦しい戦いだったのもあるが、逃げて行ったのは良かったのか悪いのか。

 オリオンが居なければ、俺だけで勝てたと思うが。

 最後はオリオン達にスキルを付与して任せてしまった為に逃したともいえるので残念だな。

 また次に来るのかわからないけど、できれば寝ていて欲しいか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ