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『15 タイタン』

『15 タイタン』


「お、お、オリオンかよ!!」


 びっくりした。

 まさかタイタンの肩でオリオンと会うとは。

 なぜかしらオリオンはタイタンの肩に掴まっていた。

 落下しないようにしていた。

 オリオンはタイタンを指揮していたとかないよな。

 じゃなきゃここで出会う可能性はゼロだ。


「俺らは山にいた。そしたら山が動き出したんだ。どうなってんだ魔族か」


「タイタンていう巨人魔族だ。俺はタイタンと戦っている最中。あ、ボーデンやハニーもいたのかよ」


「いるわよ。タイタンてあの有名なタイタンか。納得だわ」


「ヤバい魔族だ」


「オリオン達も戦うのか?」


 ハニーはタイタンを知っているようだったが、問題は俺と戦うのかだよな。

 邪魔はされたくないと思うから、できればタイタンから出て行って欲しいけど。

 そもそも何をしに来たのか大いに謎。

 タイタンを先に発見してきたのかさえ謎だし言わないので不明。

 ただここで深く追及するには時間がない。

 タイタンの肩の上に乗っているわけで、オリオン達4人も乗っている。

 タイタンとの戦闘中であり、会話している猶予はなくて、すぐにタイタンに反撃されるだろう。


「戦うさ。ロメーロがタイタンと戦うのだろ。俺も戦うさ」


「ちょっとオリオン、違うでしょ、私達はキノコを取りにきたのでしょ、ロメーロなんて放置です!!」


「ハニー、それは言うな!!」


「キノコ??」


 ハニーが急に会話でキノコと。

 なんなんだキノコって?

 キノコを取りに伯爵の領地の山に来ていたとか。

 キノコを取る理由としては、考えられるのは食べる食用のキノコか。

 または採取してキノコを売るかだろう。

 最近のオリオン達は金に困っていると聞いているんで、金か。


「なんでよ、キノコが金になる。タイタンとかロメーロは放置よ。金よ金!!」


「バカ、ロメーロに聞こえているぞ」


「誰がバカよ、私にバカって言うなよ」


「もしかしてオリオン達はキノコを売る目的で来ていたのか?」


 ハニーがはっきり言ってたよな。

 俺はしっかりと聞いていたからな。


「仕方ねえ、そうだよ、ここで取れるキノコはいい金になるんだよ。だから採取しに来たんだ。ロメーロも同じか。さては俺がキノコを取りに行くのを知って後から付いて来たんだな。ふふふ金かよロメーロも」


「えっ、俺が? 金? 意味わからないけど」


 何を言ってんだオリオンは。

 俺が金が欲しいからオリオンをつけるとかあり得ないから。

 しかも俺は報酬は要らないくらいもらっていて金は余っているのにな。

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