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『14 タイタン』

『14 タイタン』


 回避したいけど、さっきの打撃で頭がもうろうとしていて回避ができそうにないか。

 これヤバくないか?

 全体重が乗っかってくる。

 ドスン!!


「うううううううう!!」


 めっちゃ重い!

 俺死んだか?

 いや痛みはあるけど生きてはいる。

 呼吸は苦しいけど、立たないと何度も受けたら死ぬ。

 しかしまたも足を振り上げるのが見えた。

 俺にめがけて落として来る。

 ドスン!!


「うううううううう!!」


 なんて攻撃だよ。

 聖なる鎧を着ているので、耐えられるようだ。

 聖なる鎧じゃないなら死んでいた。

 それにしてもアダマンタイト製は強いな。

 マジで助かっている。

 ただ伝説級以上の鎧とはいえ限界はある。

 俺の体力も激減した。

 もう限界だし、反転攻勢しないとな。

 苦しいけど立ち上がりタイタンから距離を取る。


「今ので死なないとは、あり得ない。本当に人族か。化け物だぞ!」


「巨人の化け物に言われたくはない。今度はこっちが反撃だ」


 タイタンが驚いているスキに急接近した。

 速度1000倍で移動。

 タイタンの視界から消えているだろう。

 接近してからタイタンにしがみつく。

 足にしがみつくと下半身を登って行く。

 下半身から上半身に登ろう。

 上半身は無傷であるし、上半身の方がダメージはあると思う。

 首や心臓などを突き刺せば、さすがに立ってられないはずだ。

 下半身を登る。

 ただ登るのは時間がかかるな。

 大きく揺れるし、手に捕まる可能性も高い。

 器用富豪スキルを探すと、この状況に使えそうなスキルを見つけた。



ー--------------

「器用富豪スキル、登山1000倍スキル」


『器用貧乏』山登り Fランク

『器用富豪』登山1000倍 SSSランク

ー--------------



 登山スキル。

 1000倍で登れるスキルだろう。

 使用してみるとまるで蜘蛛が壁を登るくらいに上半身にまで登って行けた。

 よし「、上半身までこれた。

 このまま上の肩まで登ろう。

 山登り1000倍スキルは活躍した。

 一気に肩まで登った。

 これが有利になった。

 タイタンは俺が肩に登ったのを把握できていないみたいだ。

 絶好のチャンスだな。

 剣で一気に首を切ってやろう。

 剣を首に立てた時だった。


「ロメーロおおおおおお~~~」


 誰だ?

 俺を呼ぶ声が?

 タイタンの肩にいる俺に誰かが呼んだのだ。

 気のせいか。

 忘れることにするか。


「ロメーロおおおおおお~~~、ここだぜ。なぜロメーロがここにいるんだよ!!」

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